世界的人気ゲームを「月に囚われた男」「ミッション:8ミニッツ」のダンカン・ジョーンズ監督で映画化したファンタジー・アクション大作。剣と魔法の世界“アゼロス”を舞台に、故郷を捨て、生き延びるために侵略を企てるオーク族とそれに立ち向かう人間族の攻防の行方を、種族を越えた絆の物語を織り交ぜ、壮大なスケールで描き出す。
あらすじ:長い間平和な時代が続いていたアゼロス。しかし別世界のドラエナーに暮らしていたオーク族が、荒廃した故郷を捨て、新たな定住の地としてアゼロスへの侵略を開始する。アゼロスの平和を守ってきた人間たちは、強力な魔力を持つガーディアン、メディヴの力を借り、オークとの全面戦争を決意する。そんな中、アゼロスの騎士ローサーは、人間とオークのハーフ、ガローナと心を通わせていき、互いに協力して戦争を回避する道を模索していく。一方、オーク族の気高き騎士デュロタンもまた、この戦いに疑問を抱き、人間との共存を願い、大きな決断をするのだったが…。
<感想>人気ゲームを映画化した剣と魔法のファンタジー。人類やエルフ、ドワーフらが暮らすアゼロスで、この世界を狙って現れた蛮族オークとの侵略戦争が描かれている。エルフやドワーフはちょこっと出てくるだけで、オークとは戦いません。人間対オークとの闘いで、どちらにも魔法使いがいて、まるで「ロード・オブ・ザ・リング」の影響を受けたような物語。
ゲームをまったく知らない私でも、大いに楽しめました。監督が故・デーヴィッド・ボウイの息子としても有名な人。
とにかく戦闘のバトルシーンが物凄い迫力で、体が緑色のオークは、筋肉の付き方もあの怪物ハルクに似ているので、骨を軋ませ力と力が激突するアドレナリン放出の肉弾戦が繰り広げられるシーンでは、これはと思う場面も。
ファンタジーなので、何でもあり的な展開になっており、力では人間など到底及ばないはずなのに、それをどう切り崩し戦うのかが見せ場になっており、人間側の全知全能の守護者であるメディヴがウルフに寝返ったりして、それでも若い魔法使いのカドガー(ベン・シュネッツアー)が出てきて助けたりと、まさに、予想の付かない展開が繰り広げられるのです。ですが、守護者メディヴが制作している、粘土の巨大な怪物には驚きました。
「ロード・オブ~」でのオークは怪物で悪者だったが、この作品の中でも緑色の肌をした悪のオーク、呪い術使いの独裁者グルダン(ダニエル・ウー)は相手の精気を吸い取り、「フィル」の魔法でオークを中心とした世界のホードを支配している。グルダンが危険な闇の力を駆使し、アゼロスへと繋がる異次元の扉“ダークポータル”を開くのです。
しかし、グルダンの腹心である戦闘マシーンのブラック・ハンドと、伝説の武器ドゥームハンマーを操るオーグリム、そして物語の鍵を握る人間とオークのハーフであるガローナ(特殊メイク)もいる。
人間側では、最強の魔力を持つ守護者メディヴにベン・フォスターが扮して、テレポーテーション(瞬間移動)を使い姿を消す場面が不思議ですね。
それと、王様のドミニク・クーパーがグリフォン(鷲に馬のような足がある)に乗って空を飛ぶシーンも圧巻であり、最後が自己犠牲になるのが悲しいですね。軍神と呼ばれる戦士のローサーにトラヴィス・フィメルが、そして、聡明な王妃にはルース・ネッガが。
その呪い術使いグルダンが率いるオーク族の中でも、この侵略に疑問を持つデュロンという、悪のオークとは違う誇り高きフロスト・ウルフ(オークの乗り物で白い狼)族長もいる。愛する妻と息子と仲間たちのためにも、人間と共存をしようとする。
人間側の戦士ローサも捕えたオークの女、ガローナと心を通わせ協力して戦争を避けようとするのだが、大切なものを守ろうとする彼らの思惑をよそに、二大勢力の激突は全種族を巻き込み、アゼロスを揺るがす全面戦争へと突き進んでいく。
巨大なオークとの戦闘シーンは見ものであり、2メートルをも超すオークは、モーション・キャプチャーで撮影。リアルな質感だけでなく凝った人間の武装、鎧兜、剣、それにオークの武器に服装など個性あふれるデザインも見どころの一つです。ILMとアカデミー賞クリエイターが手掛けた、世界最高水準の特殊効果がスクリーンに映し出されます。続編がありと思わせる終わり方で、ついつい最後まで観てしまいました。
2016年劇場鑑賞作品・・・132映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:長い間平和な時代が続いていたアゼロス。しかし別世界のドラエナーに暮らしていたオーク族が、荒廃した故郷を捨て、新たな定住の地としてアゼロスへの侵略を開始する。アゼロスの平和を守ってきた人間たちは、強力な魔力を持つガーディアン、メディヴの力を借り、オークとの全面戦争を決意する。そんな中、アゼロスの騎士ローサーは、人間とオークのハーフ、ガローナと心を通わせていき、互いに協力して戦争を回避する道を模索していく。一方、オーク族の気高き騎士デュロタンもまた、この戦いに疑問を抱き、人間との共存を願い、大きな決断をするのだったが…。
<感想>人気ゲームを映画化した剣と魔法のファンタジー。人類やエルフ、ドワーフらが暮らすアゼロスで、この世界を狙って現れた蛮族オークとの侵略戦争が描かれている。エルフやドワーフはちょこっと出てくるだけで、オークとは戦いません。人間対オークとの闘いで、どちらにも魔法使いがいて、まるで「ロード・オブ・ザ・リング」の影響を受けたような物語。
ゲームをまったく知らない私でも、大いに楽しめました。監督が故・デーヴィッド・ボウイの息子としても有名な人。
とにかく戦闘のバトルシーンが物凄い迫力で、体が緑色のオークは、筋肉の付き方もあの怪物ハルクに似ているので、骨を軋ませ力と力が激突するアドレナリン放出の肉弾戦が繰り広げられるシーンでは、これはと思う場面も。
ファンタジーなので、何でもあり的な展開になっており、力では人間など到底及ばないはずなのに、それをどう切り崩し戦うのかが見せ場になっており、人間側の全知全能の守護者であるメディヴがウルフに寝返ったりして、それでも若い魔法使いのカドガー(ベン・シュネッツアー)が出てきて助けたりと、まさに、予想の付かない展開が繰り広げられるのです。ですが、守護者メディヴが制作している、粘土の巨大な怪物には驚きました。
「ロード・オブ~」でのオークは怪物で悪者だったが、この作品の中でも緑色の肌をした悪のオーク、呪い術使いの独裁者グルダン(ダニエル・ウー)は相手の精気を吸い取り、「フィル」の魔法でオークを中心とした世界のホードを支配している。グルダンが危険な闇の力を駆使し、アゼロスへと繋がる異次元の扉“ダークポータル”を開くのです。
しかし、グルダンの腹心である戦闘マシーンのブラック・ハンドと、伝説の武器ドゥームハンマーを操るオーグリム、そして物語の鍵を握る人間とオークのハーフであるガローナ(特殊メイク)もいる。
人間側では、最強の魔力を持つ守護者メディヴにベン・フォスターが扮して、テレポーテーション(瞬間移動)を使い姿を消す場面が不思議ですね。
それと、王様のドミニク・クーパーがグリフォン(鷲に馬のような足がある)に乗って空を飛ぶシーンも圧巻であり、最後が自己犠牲になるのが悲しいですね。軍神と呼ばれる戦士のローサーにトラヴィス・フィメルが、そして、聡明な王妃にはルース・ネッガが。
その呪い術使いグルダンが率いるオーク族の中でも、この侵略に疑問を持つデュロンという、悪のオークとは違う誇り高きフロスト・ウルフ(オークの乗り物で白い狼)族長もいる。愛する妻と息子と仲間たちのためにも、人間と共存をしようとする。
人間側の戦士ローサも捕えたオークの女、ガローナと心を通わせ協力して戦争を避けようとするのだが、大切なものを守ろうとする彼らの思惑をよそに、二大勢力の激突は全種族を巻き込み、アゼロスを揺るがす全面戦争へと突き進んでいく。
巨大なオークとの戦闘シーンは見ものであり、2メートルをも超すオークは、モーション・キャプチャーで撮影。リアルな質感だけでなく凝った人間の武装、鎧兜、剣、それにオークの武器に服装など個性あふれるデザインも見どころの一つです。ILMとアカデミー賞クリエイターが手掛けた、世界最高水準の特殊効果がスクリーンに映し出されます。続編がありと思わせる終わり方で、ついつい最後まで観てしまいました。
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