宮城県美術館にて、もっと早くに行こうと思っていたのに、最終日にやっと駆け込み見学でした。
さすがに混んでましたね。
ここでは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「アンギアーリの戦い」で凶暴な闘争の表現を追求する傍ら、同じ時期に、
著名な「モナ・リザ」や本展に出品されていた「聖アンナと聖母子」、「レダと白鳥」にみられるような優美で女性美が表れた作品も描いている。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」(ルーブル美術館所有)は展示されていませんでしたが、ポスターでありました。
その他にも、「聖アンナと聖母子」(ウフィツィ美術館所有)、「レダと白鳥」(ウフィツィ美術館所有)は本物こそみられませんでしたが、忠実に模写された作品ですが、それなりに見ごたえありました。運のいいことに、2007年、4月5日から10日間、イタリア旅行をした時に、フィレンツェのウフィッツィ美術館を見学して、実物を見てまいりました。
「聖アンナと聖母子」は、背景や前景に独自表現を加えつつ、聖母マリアとその母である聖アンナ、幼児のキリストを描いている。キリストが抱きかかえている子羊は「受難」を象徴していると思われ、聖母は子羊から守り遠ざけるために、我が子を抱き寄せているように見えた。
アンギアーリの戦いとは:1440年、現イタリアのトスカーナ・アンギアーリ地域で繰り広げられた領土攻防戦。14世紀後半から15世紀前半にかけて、支配領域拡大に乗り出したミラノ公国に対して、フィレンツェ、ベネチア、ローマ教皇が同盟を結んで応戦し、攻防が続いた。同年、アンギアーリで両者が激突し、連合軍が勝利。これによりフィレンツェは、ミラノ公国の脅威から脱することができた。戦闘の様子は同時代の年代記など多くの記録に残され、戦闘場面を描いたさまざまな絵画も伝わっている。
17世紀初頭、「アンギアーリの戦い」、ウィーン美術アカデミー絵画館にて所有。
本展ではさらにミケランジェロが構想した壁画の原寸大下絵を模写した、同じく日本初公開の16世紀の板絵《カッシナの戦い》が出品されます。原作が失われた二大巨匠の壁画が、いずれも本邦初公開の貴重な16世紀の板絵作品により500年の時を超えてならびあう、イタリア美術史上初の展示が日本で実現します。
その他にも、レオナルドの馬や立体復元の研究などや、アンギアーリの戦いとルーベンス
シニョリーア宮殿=現在のヴェッキオ宮殿 「五百人大広間」の内景。ここにダ・ヴィンチ、ミケランジェロの壁画を飾る計画があったそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロ。煌びやかな大広間を勇ましい大壁画で彩る構想は夢半ばでついえたが、板絵やデッサンに残された二大巨匠の技量は、多くの芸術家に影響を与え続けた。模写され、派生した傑作の数々は、今も私たちを魅了してやまない。
2016年絵画鑑賞・・・映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
さすがに混んでましたね。
ここでは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「アンギアーリの戦い」で凶暴な闘争の表現を追求する傍ら、同じ時期に、
著名な「モナ・リザ」や本展に出品されていた「聖アンナと聖母子」、「レダと白鳥」にみられるような優美で女性美が表れた作品も描いている。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」(ルーブル美術館所有)は展示されていませんでしたが、ポスターでありました。
その他にも、「聖アンナと聖母子」(ウフィツィ美術館所有)、「レダと白鳥」(ウフィツィ美術館所有)は本物こそみられませんでしたが、忠実に模写された作品ですが、それなりに見ごたえありました。運のいいことに、2007年、4月5日から10日間、イタリア旅行をした時に、フィレンツェのウフィッツィ美術館を見学して、実物を見てまいりました。
「聖アンナと聖母子」は、背景や前景に独自表現を加えつつ、聖母マリアとその母である聖アンナ、幼児のキリストを描いている。キリストが抱きかかえている子羊は「受難」を象徴していると思われ、聖母は子羊から守り遠ざけるために、我が子を抱き寄せているように見えた。
アンギアーリの戦いとは:1440年、現イタリアのトスカーナ・アンギアーリ地域で繰り広げられた領土攻防戦。14世紀後半から15世紀前半にかけて、支配領域拡大に乗り出したミラノ公国に対して、フィレンツェ、ベネチア、ローマ教皇が同盟を結んで応戦し、攻防が続いた。同年、アンギアーリで両者が激突し、連合軍が勝利。これによりフィレンツェは、ミラノ公国の脅威から脱することができた。戦闘の様子は同時代の年代記など多くの記録に残され、戦闘場面を描いたさまざまな絵画も伝わっている。
17世紀初頭、「アンギアーリの戦い」、ウィーン美術アカデミー絵画館にて所有。
本展ではさらにミケランジェロが構想した壁画の原寸大下絵を模写した、同じく日本初公開の16世紀の板絵《カッシナの戦い》が出品されます。原作が失われた二大巨匠の壁画が、いずれも本邦初公開の貴重な16世紀の板絵作品により500年の時を超えてならびあう、イタリア美術史上初の展示が日本で実現します。
その他にも、レオナルドの馬や立体復元の研究などや、アンギアーリの戦いとルーベンス
シニョリーア宮殿=現在のヴェッキオ宮殿 「五百人大広間」の内景。ここにダ・ヴィンチ、ミケランジェロの壁画を飾る計画があったそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロ。煌びやかな大広間を勇ましい大壁画で彩る構想は夢半ばでついえたが、板絵やデッサンに残された二大巨匠の技量は、多くの芸術家に影響を与え続けた。模写され、派生した傑作の数々は、今も私たちを魅了してやまない。
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