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カリフォルニア・ダウン★★★

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ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンを主演に迎え、カリフォルニアを襲う巨大地震の脅威を描くパニックアクション。同地に実在するサン・アンドレアス断層が通る場所を舞台に、ゴールデンゲートブリッジの崩壊やフーバーダムの決壊など、未曽有の災害に見舞われた人々の姿を映す。監督は、『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』でもドウェインと組んだブラッド・ペイトン。『スパイキッズ』シリーズなどのカーラ・グギーノ、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズなどのアレクサンドラ・ダダリオらが共演。
あらすじ:巨大地震が発生し、猛烈な揺れに襲われたカリフォルニア。超高層ビル群やゴールデンゲートブリッジが次々と倒壊し、ロサンゼルスなどの大都市が相次いで壊滅。救難活動に奔走するレスキュー隊のパイロット、レイ(ドウェイン・ジョンソン)はサンフランシスコに残された娘(アレクサンドラ・ダダリオ)の救出に向かうが……。

<感想>地方では上映されなかった巨大地震の脅威を描くパニックアクション。一度は日本公開延期となったものの、世界各国の大ヒットを受け、急きょ解禁となったいわくつきの話題作である。
DVDで観たけれども、5年前のマグニチュード9の東北巨大地震と津波10メートルの災害映画であり、カリフォルニアの湾岸に押し寄せる津波10メートルと同じシーンや、地震によっての人災が多かった場面とかが現実と同じような映像だったので、思い出してしまいました。
マグニチュード9.6という観測史上最大の巨大地震に襲われたサンフランシスコを舞台に、高層ビルが倒壊し炎に包まれた街に取り残された娘を守るために、決死の救出に向かう父親の姿を描いているディザスターの大作です。

主人公のレスキュー隊のパイロット、レイを演じたドウェイン・ジョンソンは、適役でしたね。ですが、設定や物語による荒唐無稽なご都合主義さには呆れかえりますが、ヘリを飛ばしボートを操縦して、パラシュートで落下するシーンとか、スリル満点のレスキュー隊のヘリでの、冒頭の崖に引っかかっている車に、上空のヘリから下降するスタント救出シーンや、巨大な津波を小型のボートで波乗りに成功して、離婚間近の妻を助けたり、最愛の娘の過去と現在を映して家族愛を中心の展開は、かなりのハリウッド映画。

この未曾有の大参事に、主人公のレスキュー隊員は、妻と娘だけを救うために命を懸けるのだ。そこに違和感があった。
サンアンドレアス断層のズレで大地震と大陥没が起こり、その上巨大な津波が押し寄せてくるという設定。ポール・ジアマッティが演じるのは信用できる地震学者が、まずは「机の下に隠れろ!」とのたもうだ。その予知を勝手に全住民に発表する地震学者と、パンジャビのTVレポーターのアーチとの下りは、いかにもなハリウッド的な展開もコメディ調だ。

しかしながら、東北地方大地震の時の被災地への救出活動に奔走するレスキュー隊や、自衛隊、警察官の方々は、家族の安否すら知らされてなく、自分で調べようにもどうにもならない状態で、自分の家族よりも民間人の人命を尊重して救援活動をしていました。だから、この映画のように、レスキュー隊のパイロットであるレイが、家族のためだけに奔走して妻を助け娘を助ける映像には、感動とかは起きずに、ただただ、CGとは言え、こんなふうに津波が押し寄せて来て、ビル群を破壊して、人々は逃げ惑うばかりを映しだし、感動ものとしては評価できませんでした。

それでも、CGとかは見応えがあり、父親が離婚届けをまだ出していないが、別れた妻を助け、娘を見つけて助けるのには、やはりこんな終わり方なんだと、現実の凄まじさを知っている日本人としては、お気軽なハリウッド映画として大災害における愛と勇気と家族愛のハッピーエンドを楽しく観ればいいのだろう。
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