ハリウッドでもリメイクされた、大ヒットJホラー『呪怨』シリーズの完結編。行方不明の妹を捜す女性が、すさまじいパワーを秘めた呪いと対峙(たいじ)する姿を追う。メガホンを取るのは、『感染』『学校の怪談 呪いの言霊』などの落合正幸。『摂氏100℃の微熱』などの平愛梨が怪奇現象に襲われるヒロインにふんし、絶叫演技を披露する。あの俊雄くんがどのような形で登場するかにも注目。
あらすじ:小学校で教師をしている妹の結衣が姿を消したと知らされた麻衣(平愛梨)。その行方を追ううちに、結衣が不登校を続けていた佐伯俊雄(小林颯)という生徒の家を頻繁に訪ねていたという情報をつかむ。結衣の情報を得るために佐伯家に向かうが、屋敷は解体されて更地になっていた。不動産業者から佐伯家の屋敷が呪いの家だと聞かされて困惑する中、麻衣の周囲で奇怪な現象が頻発する。
<感想>1999年のオリジナルビデオから始まって、劇場版、ハリウッドでのリメイクも実現するなど、名実ともに日本を代表するホラー映画と言える「呪怨」シリーズ。前作の「呪怨―終わりの始まりー」(14)で恐ろしいく怖い目にあった結衣の佐々木希さんもちらっと出てきます。
今回は“ファイナル”と謳い、ついに最終章へと突入。って嘘ですからね。最後まで観るべし。怪奇現象をはっきりと見せるのが特徴の「呪怨」。
本作では、俊雄くんが増殖したり、伽椰子が至るところで登場人物たちに忍び寄り、有無をいわさず襲ってきたりと、トラウマ必至の映像が次々と飛び出してきます。呪いの被害者たちの絶命の仕方にも震えあがりますから。
いやぁ、俊雄くんはいいとしてもですよ、母親の、伽椰子が出てくる場面は、長い黒髪と血走ったギョロ目がたまらなく怖いですから。それも、ここぞと言う時には、必ず恐怖のあの声と音響とともに出て来るんですから。
それも、何か今回の伽椰子は、貞子のようにも見えましたね。特に、麻衣のアパートの郵便受けから腕が出て来て、それから長い黒髪に加奈子が出てくるところは、貞子かお前は、って笑ってしまった。
本作のヒロインは、結衣の姉の役で平愛梨が、ホテルの客室係りで出ていました。前作で失踪した妹結衣の行方を追う中で、様々な恐怖に直面する麻衣の役で身体を張っての熱演でした。麻衣の夫も恐怖の怨霊に怯えます。
そして、佐伯俊雄を引き取る叔母さんの娘におのののかが、その同級生に柳ゆり菜など、今が旬の美女たちが女子高校生役を演じています。その女子高生も、おのののかの家へ遊びに行き、俊雄君の部屋を覗き、興味をもったために一人は、何故か、天井に頭を突き破って死んでいるのを発見されます。それに、レオ役のおのののかちゃんは、背中をエビゾリするかのようにポキッと折りたたんで殺すんですから。最後の友人は、黒いイカスミスパゲッティを食べていて、もしかして、パスタの中にミミズとかムカデがウニョウニョしてるかと思ったのだが、そのまま顔が黒くなって死亡。
彼女らの絶叫演技が、観る者をより恐怖の底へと引きずり込むようですね。女子高生の凄まじいキャーキャーという悲鳴が、うるさいです。
不動産屋の袴田さんが出ていて、この家は呪われている、取り壊さなければと、更地にしてしまいます。更地にしても、夫や父親に殺されて怨念を持つ恨みは消えません。怨霊となってその親戚や、俊雄のことを調べる先生とか、その結衣先生が行方不明になったことで、姉の麻衣が調べ始めるわけ。
だから、もちろん麻衣のところにも母親の伽椰子が付き纏い、仕事先のホテルまで押しかけてきては、麻衣を恐怖に陥れるのです。他の人には見えない怪奇現象に怯える麻衣が可愛そうです。
そして、親切にも前回の物語を早回しで解説してくれるので、今回初めて観る方にも解りやすいと思います。佐伯の父親が、母親が生んだ男の子、俊雄を自分の子ではないとプッツンとキレてしまった父親が、母親の伽椰子をトシオの見ている前で首を捻じって殺し、飼っていた黒猫は叩き潰して電子レンジの中へ、確か俊雄くんはお風呂で殺されていたような、母親の死体は2階の押入れの天井裏に隠して、父親は首を吊って死んでしまう。
タイトル“呪怨“とは、「人が強い怨念を抱いて死んだ時、呪いが生まれる。 その呪いは死に場所に蓄積し__そこに触れた者は呪いに取り憑かれる」つよい恨みを抱いて死んだモノの呪い。
それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。 その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。」という意味だそうです。
亡くなった今までの人達は、誰かがキチンと弔ってあげないとその霊魂は、この世を彷徨い、ましてや死にたくないのに、惨忍な殺し方で殺されれば未練たっぷりでこの屋敷にきた者たち片っ端から呪い殺してやるという、悲しい女、伽椰子とその子供の俊雄なんですね。
それにしても、伽椰子の強い恨みが、佐伯家に近づいた人たちを無差別に呪いの連鎖に引きずり込んでいく。独特な恐ろしいうめき声をあげ、強烈な呪で佐伯家に入った人間を必ず殺すという伽椰子は、貞子と同じ怨霊ですね。最後の伽椰子の顔は、恐ろしい口裂け女になっていましたもの。伽椰子役の最所美咲さんの凄まじい演技に拍手もんです。こりゃ、続篇あるわさね。でも「貞子vs伽倻子」激突の予告編とは。絶対に貞子に応援するよ。怖いもの見たさで、熱さをしのぐのには最高のホラー映画かもですね。
2015年劇場鑑賞作品・・・128映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:小学校で教師をしている妹の結衣が姿を消したと知らされた麻衣(平愛梨)。その行方を追ううちに、結衣が不登校を続けていた佐伯俊雄(小林颯)という生徒の家を頻繁に訪ねていたという情報をつかむ。結衣の情報を得るために佐伯家に向かうが、屋敷は解体されて更地になっていた。不動産業者から佐伯家の屋敷が呪いの家だと聞かされて困惑する中、麻衣の周囲で奇怪な現象が頻発する。
<感想>1999年のオリジナルビデオから始まって、劇場版、ハリウッドでのリメイクも実現するなど、名実ともに日本を代表するホラー映画と言える「呪怨」シリーズ。前作の「呪怨―終わりの始まりー」(14)で恐ろしいく怖い目にあった結衣の佐々木希さんもちらっと出てきます。
今回は“ファイナル”と謳い、ついに最終章へと突入。って嘘ですからね。最後まで観るべし。怪奇現象をはっきりと見せるのが特徴の「呪怨」。
本作では、俊雄くんが増殖したり、伽椰子が至るところで登場人物たちに忍び寄り、有無をいわさず襲ってきたりと、トラウマ必至の映像が次々と飛び出してきます。呪いの被害者たちの絶命の仕方にも震えあがりますから。
いやぁ、俊雄くんはいいとしてもですよ、母親の、伽椰子が出てくる場面は、長い黒髪と血走ったギョロ目がたまらなく怖いですから。それも、ここぞと言う時には、必ず恐怖のあの声と音響とともに出て来るんですから。
それも、何か今回の伽椰子は、貞子のようにも見えましたね。特に、麻衣のアパートの郵便受けから腕が出て来て、それから長い黒髪に加奈子が出てくるところは、貞子かお前は、って笑ってしまった。
本作のヒロインは、結衣の姉の役で平愛梨が、ホテルの客室係りで出ていました。前作で失踪した妹結衣の行方を追う中で、様々な恐怖に直面する麻衣の役で身体を張っての熱演でした。麻衣の夫も恐怖の怨霊に怯えます。
そして、佐伯俊雄を引き取る叔母さんの娘におのののかが、その同級生に柳ゆり菜など、今が旬の美女たちが女子高校生役を演じています。その女子高生も、おのののかの家へ遊びに行き、俊雄君の部屋を覗き、興味をもったために一人は、何故か、天井に頭を突き破って死んでいるのを発見されます。それに、レオ役のおのののかちゃんは、背中をエビゾリするかのようにポキッと折りたたんで殺すんですから。最後の友人は、黒いイカスミスパゲッティを食べていて、もしかして、パスタの中にミミズとかムカデがウニョウニョしてるかと思ったのだが、そのまま顔が黒くなって死亡。
彼女らの絶叫演技が、観る者をより恐怖の底へと引きずり込むようですね。女子高生の凄まじいキャーキャーという悲鳴が、うるさいです。
不動産屋の袴田さんが出ていて、この家は呪われている、取り壊さなければと、更地にしてしまいます。更地にしても、夫や父親に殺されて怨念を持つ恨みは消えません。怨霊となってその親戚や、俊雄のことを調べる先生とか、その結衣先生が行方不明になったことで、姉の麻衣が調べ始めるわけ。
だから、もちろん麻衣のところにも母親の伽椰子が付き纏い、仕事先のホテルまで押しかけてきては、麻衣を恐怖に陥れるのです。他の人には見えない怪奇現象に怯える麻衣が可愛そうです。
そして、親切にも前回の物語を早回しで解説してくれるので、今回初めて観る方にも解りやすいと思います。佐伯の父親が、母親が生んだ男の子、俊雄を自分の子ではないとプッツンとキレてしまった父親が、母親の伽椰子をトシオの見ている前で首を捻じって殺し、飼っていた黒猫は叩き潰して電子レンジの中へ、確か俊雄くんはお風呂で殺されていたような、母親の死体は2階の押入れの天井裏に隠して、父親は首を吊って死んでしまう。
タイトル“呪怨“とは、「人が強い怨念を抱いて死んだ時、呪いが生まれる。 その呪いは死に場所に蓄積し__そこに触れた者は呪いに取り憑かれる」つよい恨みを抱いて死んだモノの呪い。
それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。 その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。」という意味だそうです。
亡くなった今までの人達は、誰かがキチンと弔ってあげないとその霊魂は、この世を彷徨い、ましてや死にたくないのに、惨忍な殺し方で殺されれば未練たっぷりでこの屋敷にきた者たち片っ端から呪い殺してやるという、悲しい女、伽椰子とその子供の俊雄なんですね。
それにしても、伽椰子の強い恨みが、佐伯家に近づいた人たちを無差別に呪いの連鎖に引きずり込んでいく。独特な恐ろしいうめき声をあげ、強烈な呪で佐伯家に入った人間を必ず殺すという伽椰子は、貞子と同じ怨霊ですね。最後の伽椰子の顔は、恐ろしい口裂け女になっていましたもの。伽椰子役の最所美咲さんの凄まじい演技に拍手もんです。こりゃ、続篇あるわさね。でも「貞子vs伽倻子」激突の予告編とは。絶対に貞子に応援するよ。怖いもの見たさで、熱さをしのぐのには最高のホラー映画かもですね。
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