世界中で絶大な人気を誇るアクション大作「ダイ・ハード」シリーズ第5弾。毎回信じられない大災難が降りかかる“世界一運の悪い男”ジョン・マクレーン。
今回はその息子ジャックも父親譲りの運の悪さを発揮。どんな場面でも反りが合わないこのマクレーン親子が、モスクワで想像を絶する未体験の大事件に巻き込まれる姿を描く。主演はもちろんブルース・ウィリス。息子のジャックをジェイ・コートニーが演じている。監督は『エネミー・ライン』『マックス・ペイン』などアクション映画を得意とするジョン・ムーア。(作品資料より)
あらすじ:過去4度もアメリカ国内で凶悪テロを防いできたニューヨーク市警刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、ボヤキ交じりにモスクワへと旅立った。疎遠になっていた一人息子ジャック(ジェイ・コートニー)が、“世界で最もツイてない男”である父親のDNAを受け継いだかのように異国の地でトラブルに巻き込まれたのだ。だが“マクレーンの行く手に災いあり”の法則は今も生きていた。マクレーンはジャックと共に互いの命を守るため、数々の危機を切り抜けながら巨大な陰謀に立ち向かうことになる……。 (作品資料より)
<感想>言うまでもなくアクション映画は、見る者に熱い興奮をもたらすジャンルであり、本作の「ダイ・ハード」はその頂点を極めた超人気シリーズ。トムちんの「ミッション:インポッシブル」シリーズや「007」シリーズも大好きだけれど、今回は25年間、降りかかる不運を跳ね除け続けてきたマクレーン。特殊技能を持たないごく普通の刑事でありながら、行く先々で不運にもテロ事件に遭遇し、気が付けば孤立無援の極限状況の真っただ中。そんな世界一ツイてない男が、人間くさいボヤキをこぼしつつ、不屈のガッツを絞り出して戦い抜く姿が、ファンにとっては最大の魅力。
今回の大きなトピックは、マクレーン父子のまさかの初共演が実現したこと。そもそもマクレーンが行きたくもないモスクワを訪問した理由は、現地で警察沙汰を起こした息子ジャックを救うため。しかし、“親の心子知らず“のジャックは長らく疎遠だった父親に反抗的(父親をジョンと名前で呼ぶ)な態度を取り、どうやら彼は重大な秘密を抱えているらしい。
しかも息子のジャックは、運に見放され続ける父親の呪われたDNAを受け継ぎ、マクレーンも息子の抱えている秘密のとばっちりを食う形で最凶、最悪のバトルに巻き込まれてしまう。今回マクレーンを苦しめるのは、シリーズ最強の軍事を誇るテロリスト集団。悪の大物政治家に操られたその一味は、装甲車や武装ヘリを容赦なく繰り出し、大量破壊兵器(ロケットランチャー、ミサイル)まで隠し持って、その兵器を惜しみなくマクレーン親子目がけて撃ちこんでくる。
まぁ、いつもの不死身のマクレーンだからして、モスクワの市街地での敵の装甲車を激走させたカーチェイス、これは凄かったぞ。とにかくいつものように敵の車にぶつけるところから、高速道路から下の道路の車の上にダイブして、車の屋根の上をどんどんと進むし、それに惜しみない建物の爆破と軍用ヘリの銃撃戦など、ド派手な見せ場のラッシュ。モスクワが焼野原に、・・・息子のジャックはCIAのスパイだったのだ。これは想定内だったので驚かなかったけど。刑務所から移送される息子が、親父顔負けのような脱走騒ぎ。
助けた敵が狙っている親父も助けてモスクワのCIA隠れ屋へと。そこへ敵の装甲車を蹴散らして、ぼやきながらやってくる父親。息子にじゃまもの呼ばわりされても、可愛い息子を助けたと思い込んでいる親バカ。しかし、助けた親父は、実は悪党だったというわけ。
後半部分で、あの原発のチェルノブイリの廃墟を舞台にしたアクション。みんな防護服にガスマスクを着けているのに、いつもの服装で放射能汚染なんて気にしないって。それって大丈夫なの?・・・、最後に二人が大爆発とともに、窓ガラスを破って下のプールへと落ちるシーン。プールの水は汚染されているだろうに、息子は毛が抜けるだけなんて平気みたいだ。とにかく主人公ブルース・ウィリス親父の、ぶっ飛びアクションとユーモア溢れるぼやきが堪らなくいい。世界一ツイていないのに、世界一逆境に強い男の軌跡を、その手に汗握るスリルの体感温度の高さを実感して欲しい。是非劇場でご覧ください。
2013年劇場鑑賞作品・・・28 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ
今回はその息子ジャックも父親譲りの運の悪さを発揮。どんな場面でも反りが合わないこのマクレーン親子が、モスクワで想像を絶する未体験の大事件に巻き込まれる姿を描く。主演はもちろんブルース・ウィリス。息子のジャックをジェイ・コートニーが演じている。監督は『エネミー・ライン』『マックス・ペイン』などアクション映画を得意とするジョン・ムーア。(作品資料より)
あらすじ:過去4度もアメリカ国内で凶悪テロを防いできたニューヨーク市警刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、ボヤキ交じりにモスクワへと旅立った。疎遠になっていた一人息子ジャック(ジェイ・コートニー)が、“世界で最もツイてない男”である父親のDNAを受け継いだかのように異国の地でトラブルに巻き込まれたのだ。だが“マクレーンの行く手に災いあり”の法則は今も生きていた。マクレーンはジャックと共に互いの命を守るため、数々の危機を切り抜けながら巨大な陰謀に立ち向かうことになる……。 (作品資料より)
<感想>言うまでもなくアクション映画は、見る者に熱い興奮をもたらすジャンルであり、本作の「ダイ・ハード」はその頂点を極めた超人気シリーズ。トムちんの「ミッション:インポッシブル」シリーズや「007」シリーズも大好きだけれど、今回は25年間、降りかかる不運を跳ね除け続けてきたマクレーン。特殊技能を持たないごく普通の刑事でありながら、行く先々で不運にもテロ事件に遭遇し、気が付けば孤立無援の極限状況の真っただ中。そんな世界一ツイてない男が、人間くさいボヤキをこぼしつつ、不屈のガッツを絞り出して戦い抜く姿が、ファンにとっては最大の魅力。
今回の大きなトピックは、マクレーン父子のまさかの初共演が実現したこと。そもそもマクレーンが行きたくもないモスクワを訪問した理由は、現地で警察沙汰を起こした息子ジャックを救うため。しかし、“親の心子知らず“のジャックは長らく疎遠だった父親に反抗的(父親をジョンと名前で呼ぶ)な態度を取り、どうやら彼は重大な秘密を抱えているらしい。
しかも息子のジャックは、運に見放され続ける父親の呪われたDNAを受け継ぎ、マクレーンも息子の抱えている秘密のとばっちりを食う形で最凶、最悪のバトルに巻き込まれてしまう。今回マクレーンを苦しめるのは、シリーズ最強の軍事を誇るテロリスト集団。悪の大物政治家に操られたその一味は、装甲車や武装ヘリを容赦なく繰り出し、大量破壊兵器(ロケットランチャー、ミサイル)まで隠し持って、その兵器を惜しみなくマクレーン親子目がけて撃ちこんでくる。
まぁ、いつもの不死身のマクレーンだからして、モスクワの市街地での敵の装甲車を激走させたカーチェイス、これは凄かったぞ。とにかくいつものように敵の車にぶつけるところから、高速道路から下の道路の車の上にダイブして、車の屋根の上をどんどんと進むし、それに惜しみない建物の爆破と軍用ヘリの銃撃戦など、ド派手な見せ場のラッシュ。モスクワが焼野原に、・・・息子のジャックはCIAのスパイだったのだ。これは想定内だったので驚かなかったけど。刑務所から移送される息子が、親父顔負けのような脱走騒ぎ。
助けた敵が狙っている親父も助けてモスクワのCIA隠れ屋へと。そこへ敵の装甲車を蹴散らして、ぼやきながらやってくる父親。息子にじゃまもの呼ばわりされても、可愛い息子を助けたと思い込んでいる親バカ。しかし、助けた親父は、実は悪党だったというわけ。
後半部分で、あの原発のチェルノブイリの廃墟を舞台にしたアクション。みんな防護服にガスマスクを着けているのに、いつもの服装で放射能汚染なんて気にしないって。それって大丈夫なの?・・・、最後に二人が大爆発とともに、窓ガラスを破って下のプールへと落ちるシーン。プールの水は汚染されているだろうに、息子は毛が抜けるだけなんて平気みたいだ。とにかく主人公ブルース・ウィリス親父の、ぶっ飛びアクションとユーモア溢れるぼやきが堪らなくいい。世界一ツイていないのに、世界一逆境に強い男の軌跡を、その手に汗握るスリルの体感温度の高さを実感して欲しい。是非劇場でご覧ください。
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