ベストセラーを記録している、葉月かなえのコミックを実写化したラブロマンス。孤独な日々を過ごしてきた少女が、学校で一番のモテ男と出会ったのを機に恋や友情の素晴らしさを知っていく。メガホンを取るのは、『森崎書店の日々』などの日向朝子。『ナゾトキネマ』シリーズなどの川口春奈、『江ノ島プリズム』などの福士蒼汰がカップルを演じ、その脇を市川知宏や足立梨花らが固める。青春の輝きを見つめた物語に胸がときめく。
あらすじ:友人や恋人を作らず、誰とも関わらないように生きてきた16歳の橘めい(川口春奈)。ある日、彼女は女生徒からの人気を一身に集めている黒沢大和(福士蒼汰)にけがを負わせてしまう。慌てふためくめいだったが、なぜかそんな彼女を大和は気に入って勝手に友人だと周囲に宣言。さらに、ひょんなことからキスまでしてしまう。大和に翻弄(ほんろう)されながらも、優しくていちずな思いを秘めた彼に心惹(ひ)かれることで、初めて恋というものを知るめい。喜び、悩み、傷つきながら、成長していく彼女だったが……。
<感想>究極のバイブルと呼ばれ、累計発行部数600万部を超える葉月かなえのコミックを実写化した本作。原作は読んでませんが、気になったので観る事に。いや若いっていいなぁ〜、福士蒼汰と川口春奈のキスシーンがてんこ盛りで、ドキドキするよりも羨ましくて、羨ましくて、私の時代にはこういうのって、学校も女子高だったから男子校の生徒と近づくチャンスもないし、同じ年の男子と初恋って経験もないし、哀しい青春時代でしたね。
そ
れに、意外と爽やかなラブロマンスな展開で、めいが階段で下から男子生徒にスカートの中覗かれるシーンで、後ろからきた大和に回し蹴りするところ、カッコ良かったし、スカットしました。無口で男子生徒と関わりたくないし、女友達もいないめいが、その回し蹴りをかけた男子生徒の大和と恋愛関係になっていくストーリー。
女子生徒からモテモテの大和に惚れられて、初めてのキスまでして、「友達になろう」と電話番号のメモ紙渡される。困ったけれども、捨てないでポケットに入れたまま。ところが、こんな無口のめいにもアルバイト先のパン屋に、ストーカーとして来るメガネの男の子がいるんですよ。ちょっと暗くて怖い感じがする男の子で、つい大和に電話して一緒に帰ろうとお願いします。
それで、すぐさま飛んで来る大和くん、そのストーカーの目の前でキスをするんですね。とばかりに、様々なシチュエーションでのキスが満載。驚くめいちゃんは初体験だったんです。これで、そのストーカー諦めて帰ってくれて良かった。
引きこもりがちの女子高校生と、学校一モテ男の恋という、純愛ストーリーの王道を貫いており、想像以上に福士蒼汰と川口春奈のキスシーンが多いので、付きあいしたてのカップルは、いつでもどこでもキスしたいものなのね。中でも大和が「これは○○のキス」と一つ一つ説明しながらめいにキスをするシーンがロマンチックでした。
と、一口で言ってしまえば至ってシンプルで、少女コミックの王道とも言える展開なのですが、それでも一筋縄ではいかず、安穏としていられないのが青春でありハイスクールのライフ。めいは大和への恋心はもちろん、胸がデカい及川あさみとの女同士の友情や、恋のライバル気の強い性格の武藤愛子、さらにはめいに思いを寄せて来るもう一人の男子生徒、竹村海の存在にも、向き合わなければならなくなります。
恋のライバル気の強い性格の武藤愛子に、「私は大和とは寝たのに、あんたなんか大和の恋人になんて似合わない」と、はっきり浴びせる言葉が強烈で、めいちゃんじゃなくても心が折れそうになってしまう。大和の恋人には不向きなのかもと。しかし、愛子には、昔から愛子のことを好きで、デブっていた愛子も、今のスリムの愛子も、全部好きだという彼氏がいるのですから。それでも、高校生カップルがラブホに入って、簡単にセックスするのにはびっくりです。
そんな時に、年齢は同じでも、1年生に転入してきた茶髪の竹村海に告白される。僕も中学時代に虐められたことがあり、それで、1年浪人して身体を鍛えて、あいつらに仕返ししてやるんだ。と意気込んでいた海くんなのだが、実際にその虐められた同級生の前に出ると、相手は海君のことなど忘れていて、自分は何をやっていたんだ、復讐なんてやり返しても無意味なことが判る。
そして、登場人物たちの心情を物語るセリフの数々が、印象的。そんな中でもお気に入りは、竹村海がめいに言う言葉「好きな人にはいつでも毎日会いたいけどな・・・だから会いに来た」こんな言葉言われてみたいぞ!
また、イケメンすぎて、雑誌モデルにスカウトされた大和が、様々なアイテムをクールに着こなす雑誌撮影シーンも見どころの一つ。でも、ここでその大和の隣で相手をするカリスマモデルのめぐみが、大和に急接近する。町中でも二人で食事をしたりデートしているところを目撃されて、それに、めいとのデートが疎かになり疎遠になってしまう。
そ
んな中で揺れ動く乙女心に、そっと寄り添うかのような大和の語り口がいいですね。それに、福士蒼汰と川口春奈の好演も微笑ましくて、友達とカラオケボックスに行って、そっとめいの手を握るシーンや、何度も何度もキスを重ね、互いの恋心に身もだえる彼らの無邪気な笑顔が素敵です。そして、相反する不安げなめいの表情と、ふとつぶやく一言一言に、思わず心をかき乱されところ。等々、これぞ。純愛ラブストーリーのパワーなんですね。
2014年劇場鑑賞作品・・・239 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:友人や恋人を作らず、誰とも関わらないように生きてきた16歳の橘めい(川口春奈)。ある日、彼女は女生徒からの人気を一身に集めている黒沢大和(福士蒼汰)にけがを負わせてしまう。慌てふためくめいだったが、なぜかそんな彼女を大和は気に入って勝手に友人だと周囲に宣言。さらに、ひょんなことからキスまでしてしまう。大和に翻弄(ほんろう)されながらも、優しくていちずな思いを秘めた彼に心惹(ひ)かれることで、初めて恋というものを知るめい。喜び、悩み、傷つきながら、成長していく彼女だったが……。
<感想>究極のバイブルと呼ばれ、累計発行部数600万部を超える葉月かなえのコミックを実写化した本作。原作は読んでませんが、気になったので観る事に。いや若いっていいなぁ〜、福士蒼汰と川口春奈のキスシーンがてんこ盛りで、ドキドキするよりも羨ましくて、羨ましくて、私の時代にはこういうのって、学校も女子高だったから男子校の生徒と近づくチャンスもないし、同じ年の男子と初恋って経験もないし、哀しい青春時代でしたね。
そ
れに、意外と爽やかなラブロマンスな展開で、めいが階段で下から男子生徒にスカートの中覗かれるシーンで、後ろからきた大和に回し蹴りするところ、カッコ良かったし、スカットしました。無口で男子生徒と関わりたくないし、女友達もいないめいが、その回し蹴りをかけた男子生徒の大和と恋愛関係になっていくストーリー。
女子生徒からモテモテの大和に惚れられて、初めてのキスまでして、「友達になろう」と電話番号のメモ紙渡される。困ったけれども、捨てないでポケットに入れたまま。ところが、こんな無口のめいにもアルバイト先のパン屋に、ストーカーとして来るメガネの男の子がいるんですよ。ちょっと暗くて怖い感じがする男の子で、つい大和に電話して一緒に帰ろうとお願いします。
それで、すぐさま飛んで来る大和くん、そのストーカーの目の前でキスをするんですね。とばかりに、様々なシチュエーションでのキスが満載。驚くめいちゃんは初体験だったんです。これで、そのストーカー諦めて帰ってくれて良かった。
引きこもりがちの女子高校生と、学校一モテ男の恋という、純愛ストーリーの王道を貫いており、想像以上に福士蒼汰と川口春奈のキスシーンが多いので、付きあいしたてのカップルは、いつでもどこでもキスしたいものなのね。中でも大和が「これは○○のキス」と一つ一つ説明しながらめいにキスをするシーンがロマンチックでした。
と、一口で言ってしまえば至ってシンプルで、少女コミックの王道とも言える展開なのですが、それでも一筋縄ではいかず、安穏としていられないのが青春でありハイスクールのライフ。めいは大和への恋心はもちろん、胸がデカい及川あさみとの女同士の友情や、恋のライバル気の強い性格の武藤愛子、さらにはめいに思いを寄せて来るもう一人の男子生徒、竹村海の存在にも、向き合わなければならなくなります。
恋のライバル気の強い性格の武藤愛子に、「私は大和とは寝たのに、あんたなんか大和の恋人になんて似合わない」と、はっきり浴びせる言葉が強烈で、めいちゃんじゃなくても心が折れそうになってしまう。大和の恋人には不向きなのかもと。しかし、愛子には、昔から愛子のことを好きで、デブっていた愛子も、今のスリムの愛子も、全部好きだという彼氏がいるのですから。それでも、高校生カップルがラブホに入って、簡単にセックスするのにはびっくりです。
そんな時に、年齢は同じでも、1年生に転入してきた茶髪の竹村海に告白される。僕も中学時代に虐められたことがあり、それで、1年浪人して身体を鍛えて、あいつらに仕返ししてやるんだ。と意気込んでいた海くんなのだが、実際にその虐められた同級生の前に出ると、相手は海君のことなど忘れていて、自分は何をやっていたんだ、復讐なんてやり返しても無意味なことが判る。
そして、登場人物たちの心情を物語るセリフの数々が、印象的。そんな中でもお気に入りは、竹村海がめいに言う言葉「好きな人にはいつでも毎日会いたいけどな・・・だから会いに来た」こんな言葉言われてみたいぞ!
また、イケメンすぎて、雑誌モデルにスカウトされた大和が、様々なアイテムをクールに着こなす雑誌撮影シーンも見どころの一つ。でも、ここでその大和の隣で相手をするカリスマモデルのめぐみが、大和に急接近する。町中でも二人で食事をしたりデートしているところを目撃されて、それに、めいとのデートが疎かになり疎遠になってしまう。
そ
んな中で揺れ動く乙女心に、そっと寄り添うかのような大和の語り口がいいですね。それに、福士蒼汰と川口春奈の好演も微笑ましくて、友達とカラオケボックスに行って、そっとめいの手を握るシーンや、何度も何度もキスを重ね、互いの恋心に身もだえる彼らの無邪気な笑顔が素敵です。そして、相反する不安げなめいの表情と、ふとつぶやく一言一言に、思わず心をかき乱されところ。等々、これぞ。純愛ラブストーリーのパワーなんですね。
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