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薔薇色のブー子 ★.5

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少女漫画のような出会いを夢見る女子大生が理想の男性と知り合ったのを機に自分を変えようと張り切るも、次々とトラブルに遭遇するドタバタコメディー。AKB48 32ndシングル選抜総選挙で1位となったHKT48の指原莉乃と、『HK/変態仮面』などの福田雄一監督が再びタッグを組む。ユースケ・サンタマリア、福田作品の常連ムロツヨシ、『コドモ警察』でも福田監督と組んだ鈴木福らが共演。落とし穴や池に落ちてずぶぬれになり、さらには車にひかれるなど指原のコメディエンヌぶりが楽しめる。
あらあすじ:常に文句を言っているためブー子というあだ名で呼ばれる大学生の幸子(指原莉乃)は、少女漫画のような出会いが訪れてほしいという願望を抱いていた。しかし憧れのキャンパスライフとはほど遠く、一人で少女漫画を読む日々。そんなある日、自称ジョニー・デップ似のスパロウさんとツイッターで知り合いになった幸子は自分を変えるべく一念発起するが、さまざまな災難が彼女に降り掛かり……。

<感想>HKT48の指原莉乃と『コドモ警察』の福田監督がタッグを組んだおバカコメディです。バカバカしいことで笑わせるというのは、実にかなり難しいと思います。
最近は、それを自覚しない、ただのおバカ映画が多いが、この映画の作り手は、そのあたりは良く心得ているようですね。

まずは、主人公の魅力のなさに驚いてしまった。いくらHKT48の指原莉乃の女優志向がゼロだとしても、それを踏まえた活かし方があるとはず。ましてや。それができる手腕も関係性もあるはずの福田監督なのに。「もらとりあむタマ子」の前田敦子は、それなりに素質というものも多少はあるのだろうが、演技もそれなりに良かったのに。しかし、「闇金ウシジマ」の大島優子は、演技ヘタ。

それなのに、なのにである。ムロツヨシ、マギーらの気心知れた俳優陣はそれなりに、ツボを押された演技を見せるのだが、ヒロイン指原莉乃のセリフは、それなりにこなしているんだけど、顔の表情というか喜怒哀楽の作り方がモーレツにヘタで、もっと演技を勉強しろと言いたい。

一度だけならそっぷを向かれるかもしれないバカバカしいことも、繰り返せば笑いがとれる、ということを。だからヒロインは、デパートへ行けば、そのつどくす玉が割れ、“おめでとうございます”の声に囲まれ、店長の不気味な踊りに対面する羽目になるわけ。落とし穴に落ちるのも同様だが、不発弾も少なくない。
いくらアルファベット軍団のイロモノ担当と言っても、下痢便の音を高らかに響かせて、トイレしてくれるのはこの子だけでしょう。
福田さん、監督冥利に尽きるなぁ。ただし、繰り返しのギャグが多いのにバリエーションに芸がないので、二度目にはもう飽きてしまう。笑えたのは、微妙にマスオさん似の俳優が、「アナゴ君に電話しなくちゃ」というヤくらいかな。

こういう小ネタがもっとなくては、義理のお父さんのバイト掛け持ちネタで持ったが、お母さんは見せ場がなくて、可愛そうに感じた。でも、何でこの映画観たのか、今更ながら後悔しきり、他にもっと観るべき作品あったのになぁ、お金もったいことしてしまった。
全編を覆う白々しさを含めて「指原莉乃」の魅力だからということで、納得できるファンがいるのなら、それはそれでいいのかもしれませんね。しかし、DVDでいいかもよ。
2014年劇場鑑賞作品・・・225 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング

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