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アメイジング・スパイダーマン2(3D)★★★★

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キャストとスタッフを一新した人気アメコミ超大作の第2弾。超人的能力を駆使して正義の味方スパイダーマンとして活躍する青年ピーターが、ニューヨークの平和を脅かす敵たちに立ち向かう。監督のマーク・ウェブ、主演のアンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーンと前作のメンバーが再結集し、『Ray/レイ』などのジェイミー・フォックス、『クロニクル』などのデイン・デハーンが新たに参加。迫力満点なアクションはもとより、ピーターに降り掛かる試練を見つめたドラマも見もの。
   ご注意下さい:全篇ネタバレにてレビューしてます。
<感想>2年前に鮮やかに復活し、世界中を熱狂させたスパイダーマン。その新シリーズ第2弾は、またしても予想外の進化を遂げて君臨する。NYのヒーローになるまでが描かれた前作とはうって変わり、空前のバトルと劇的なストーリーが用意されていた。
今回は冒頭でピーターの両親失踪の秘密が明かされるなど、本作の冒頭でリチャード夫妻が息子のもとを去ったその後が描かれ、プライベート飛行機内で絶体絶命の危機に陥る2人。父が遺した手掛かり“ルーズベルト”にはどんな秘密があるのか?・・・いきなりドラマチックな展開になっている。

やっぱり見どころは、スパイダー・ウェブを発して高層ビル群を次々と飛び移るスウィングの描写ですよね。増々豪快に、滑空するスパイダーマンの視点に近い映像を大量に盛り込み、猛スピードでの落下と浮上のダイナミズムを満喫でき、この爽快感は体感型3Dの豪快なビジュアルで描かれ、最後まで目を奪われぱなっしですから。
大事件が起こってスパイダーマンが街に現れれば、たちまち黒山の人だかり。警官や消防士ともすっかり顔なじみになっていて、NY全体のヒーローとしてモテモテ状態。ですが、いくら超人的パワーを持っているとは言え、生死ギリギリの状況もある上、自分の時間を犠牲にして正義の味方をこなすのはハードだ。特に恋人グウェンと過ごす余裕はなくなる。

ピーターがスパイダーマンである事を知ったグウェンの亡き父親から“娘を危険にさらすな”という言葉に戸惑いつつもこの約束を守り、グウェンもイギリスの大学へ留学が決まり、「友達になろう」と言うグウェンの申し出にうなずくピーター。だがお互いに未練があり、前作同様オズコープ社に勤めるグウェン。彼女に危機が迫る。

障害物を避けながら暴走トラックを追うシーンや、電流を操るエレクトロとタイムズスクエアでのバトルは、超高速で展開。特にトラックとのチェイスはアクセル全開、超スピーディ。超人的なスパイダーマンの能力もスケールアップ。エレクトロに投げ飛ばされたパトカーを、体一つで抱えて止めるなどサム・ライミ版にもないパワーを見せている。今回はウェブ・シューターも、グウェンの協力を得て対エレクトロ用に電流対策を施したものになっている。マスクの目も、コミック版に近い大きくフレンドリーなものにチェンジ。
そこへ、街を離れていた親友ハリーと数年ぶりに再会。ハリーは危篤となったオズコープ社CEOの息子で、ピーターの父親も同社に勤務していたという縁がある。ピーターとハリーは、共に親に突き放されて育ったという点でも解り合えていたのだが、ハリーの父の死後、彼は自分も父と同じ難病に冒されていて、それを治すにはオズコープ社が研究していたクモの毒素かた作った治療薬、つまりは、スパイダーマンの血清が必要だと言うのだ。

ですが、前作のリザードの悪例を思いだし親友のハリーをさらなる危険にさらすだけだと判断したピーターは、スパイダーマンとしてハリーに会い、拒否の意志を伝える。追い詰められたハリーは恐ろしい選択をしてしまう。それは、オズコープ社に隠されていたクモの毒素を注入し、狂気に囚われたグリーン・ゴブリンとなる。
注目の新キャストはデイン・デハーン。「クロニカル」などで注目のNEWスターとなり、本作で一気にブレイクするのは確実。今回のハリー役でも、ただならぬ妖気を発しており、演技派としての将来が楽しみですね。
それに、スパイダーマンはオズコープ社からプルトニウムを強奪したギャングのアレクセイを追うも、その逮捕劇の最中に電気技師のマックスの命を救うが、スパイダーマンに名指しで相棒に任命されたことで大興奮。スパイダーマンに認められたと勘違いしたマックスはその後、作業中の感電事故により電流を自在に操る怪人、エレクトロに変貌する。

突然得た特殊能力に戸惑う間もなく、気が付けば彼は悪役に祭り上げられていた。スパイダーマンはヒーローとして愛されているのに、何故自分は憎まれるのか。エレクトロが怒りを爆発させNY中が停電になるのだが、そんな彼にスパイディは防火帽を被りエレクトロに放水するとはふざけ過ぎですから。

そんなエレクトロにハリーが接近する。彼自身もグリーン・ゴブリンとなり、スパイダーマンへの憎しみをたぎらせる凶悪コンビが暴れ回る中、ハリーが、グウェンがピーターの恋人だと気づいて危険が忍び寄るわけ。エレクトロには、ジェイミー・フォックスが扮して、電気の力で車や敵を持ち上げ、自身も宙に浮かせることも出来る。
そして、特徴もパワーも違う敵が目の前に出現。スパイダーマンを地獄の底へと突き落とそうとするアクションが展開する。

だからって、確かに大きなショックを受けたピーター。あの時彼女を助けられたのではと思ったのに。それから、ヒーロー活動を5か月も停止してしまい、ハリーの命令で、ロシア人のいかれたギャング(あのオズコープ社からプルトニウムを強奪しようとして捕まった男)が、頑丈な装甲で肉体と一体化したパワードスーツを装着して、機械獣ライノに憑依する。

そして、NYの街で暴れ回る。ちなみにこのライノ役には、ポール・ジアマッティが演じているのだが、ちょっとしか登場しないので、次が楽しみですね。その時、ライノの前に現れたのが勇敢なチビ・スパイダーマン。彼は虐められているところをスパイダーマンに救われた少年なのだ。そのことを知ったスパイダーマンは、ヒーローとしてまたNYの街に帰還する。

何だか、今回は前作と違って、スパイダーマンの活躍が茶目っ気のある面が見え、強敵を相手にしてもおどけたり、エレクトロを“電流くん”と呼んで挑発したり、バトルを遠巻きに眺めるNYっ子とのやりとりもユーモアたっぷりで、緊迫感が足りなかったような気がしました。それに、恋人グウェンとのラブシーンも長く映っていて、これなら何も原作通りではなく、彼女を助けられたのではと思いました。
そして、そして、エンドクレジットの後には、続編ヴィランがメインの登場なんですね。他にも黒いスーツのスパイダーマンに変貌した、「ヴェノム」が登場するかもです。
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