突如世の中から生物が消えていく中でサバイブする人たちの姿をスリリングに描いた世紀末スリラー。山のキャビンで休日を過ごす友人同士が不思議な現象に襲われ、外部とのコミュニケーションが不可能な中で繰り広げる戦いを映し出す。製作に『28週後…』のエンリケ・ロペス・ラビニュ、脚本に『永遠のこどもたち』のセルヒオ・G・サンチェスなどが参加。出演は『パンズ・ラビリンス』などのマリベル・ベルドゥ。人類滅亡という危機的状況における彼らの行動に注目。
<感想>12年のスペイン映画で、9月7日に公開されていた。地方では未公開である。原題は「FIN」。つまり最期や終りを表す終幕ということ。始めは、スペインのどこか都会の地下鉄に、一人の男がスケッチブックに動物やいろんな絵を描いている。そして、電車のホームで一人の男に声をかける。それが主人公のフェリックスで、声をかけてきたのが友達のアンヘルという統一障害の男で精神病院へ入っていたらしい。
サラが20年来の友達を集めて、週末に山小屋へ行こうと彼らを集める。このサラはマザーテレサと呼ばれている女で、いちいち文句というか口煩いデブ、ブス女。この女がいうには、アンヘルの誘いで親友が集まればという提案をしたと言うのだ。
山小屋に着いた男女8人からなる旧友。突然電気が消え、ケータイも電話も通じず、車も自動ロックなのでダメ。手動ロックのトラックの男が車に行くも、エンジンがかからないのだ。サラが叫ぶ、きっとアンヘルの仕業よと。問題児だった男だ。
そして、一番先に消えてしまうのがラファ。この男は会社が倒産して、焚火の前で素っ裸になって騒ぎヤケクソ気味で、次の朝には消えていた。まるで神隠しにでもあったように。みんなは車もエンジンがかからないし、電話も通じないので歩いて下の家まで行く。
主人公が連れてきた女エヴァは、もしかしてコールガールなの?、「いつでもいいから帰れ」と邪険に言うフェリックス。彼には元カノのユリベルがいる。キツイ顔の女。女は4人、サラ、エヴァ、ユリベル、コヴァ。男はフエリックスとコヴァの夫ウゴ。途中で、コヴァが夫と喧嘩をしている。「私たちお終いなんでしょ」切り立った崖が、断崖絶壁というのはこれのこと。そこへ前から山羊の群れが押し寄せてくる。二人は何とか避難したのかと思ったのだが、妻のコヴァがいないのだ。それに夫のウゴも、今にも谷底へ落ちそうになり、皆で助ける。
登山というほどでもないが、ハイキングコースでもなく危険な道が多い。山頂に誰か人の気配がする。それを見てサラが、きっとこれはワナね、山頂にいたのはアンヘルよ。警告のために山羊を放したのよ」と、また余計なことを言い喧嘩の材料を作るのだ。このブスブス女、サラ。この女も消えるのだが、犬が好きで家で飼っていたという。鎖に繋がれていた子犬を放してやり、そこへ大きなシェパードが来て、サラがお腹が空いているからとエサを上げる。すると、その匂いを嗅ぎつけたのか、10頭以上のシェパードと大型犬がやって来る。その犬から逃げようと、自転車で皆は逃げるのだが、サラが犬に襲われたのか知らないが、跡形もなく消えてしまう。
夜になり、ここで野宿をしようと焚火をする。夜空に輝く満天の星が綺麗ですが、一つ一つと消えていく。何かの暗示なのか。
朝になり、また一人セルビオという男が消えてしまう。残ったのは男が2人と女が3人。車道に出て山羊が積んであるトラックを発見。運転席には誰もいない。山羊をトラックから放してやるサラ。そこには、アンヘルの絵が、船の絵で、男と女の2人が。それはフェリックスとユリベルなのだ。
崖の下に車を見つけて、降りて行くとアンヘルが運転席で死んでいた。画集があり、今までの山羊の群れとか畑の中の黒煙、ヨットなど描いてある。
サラがアンヘルの行った通りになったわ。連れて行くと言う。下の川の中へ飛び込むユゴ、女たちはアンヘルを埋葬する。ユゴが川から上がってこない、つまり消えたのだ。エヴァが川の中へ飛び込んでユゴを探す。
「ラファが消えた時から分かっていた」とサラが言う「一人ずつ消えていくのね」何だかしらないが、ダラダラと進んでいき、どうしてこうなったのかとかとかの真相解明がないのだ。最後には見せてくれるのか?・・・空に浮かぶUFOとか。
自転車で走る3人、とうもろこし畑の向こうに黒煙が立ち上る。アンヘルの描いた画集に描かれている絵のように、まるで予告でもしているかのように。3人はそこへ行ってみると、旅客機がたくさん墜落していて、何処にも人の気配がない。消えてしまったのだ。
また自転車で城壁の所へと、そこで子供の泣き声を聞き、追い掛けるユリベル。ライオンに追い掛けられているようだ。港に停泊しているヨットの中へ逃げる女の子。ユリベルが助けようとするのだが、目の前で女の子が消えてしまう。
海へ出ようと3人が船を出そうとするところへ、ライオンが来る。ユリベルがそれを見て、自分の番だと確信してライオンに向かって行く。フェリックスは、寄りを戻そうとユリベルに嫉妬をさせようとエヴァを連れて来たようだ。だが、彼女はもう彼のことは愛していない。最後はフェリックスとエヴァの二人がヨットで大海原へと、発煙筒を上げるエヴァ。靄が立ち込めて船も見えなくなる。
「人は生まれて生きて、ある日消えていなくなる。限られた時間をどう生きるのか」
何も説明もなく93分の間に、人類滅亡のカウントダウンが。しかし、スリリングや恐怖というよりも、頭の中のモヤモヤ感が否めなくて、詰まらないです。
もう一つ、終末期の映画「ラスト・デイズ」も借りてきた。こちらの方がまだ内容がいい。
2013年DVD鑑賞作品・・・46 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキングへ
<感想>12年のスペイン映画で、9月7日に公開されていた。地方では未公開である。原題は「FIN」。つまり最期や終りを表す終幕ということ。始めは、スペインのどこか都会の地下鉄に、一人の男がスケッチブックに動物やいろんな絵を描いている。そして、電車のホームで一人の男に声をかける。それが主人公のフェリックスで、声をかけてきたのが友達のアンヘルという統一障害の男で精神病院へ入っていたらしい。
サラが20年来の友達を集めて、週末に山小屋へ行こうと彼らを集める。このサラはマザーテレサと呼ばれている女で、いちいち文句というか口煩いデブ、ブス女。この女がいうには、アンヘルの誘いで親友が集まればという提案をしたと言うのだ。
山小屋に着いた男女8人からなる旧友。突然電気が消え、ケータイも電話も通じず、車も自動ロックなのでダメ。手動ロックのトラックの男が車に行くも、エンジンがかからないのだ。サラが叫ぶ、きっとアンヘルの仕業よと。問題児だった男だ。
そして、一番先に消えてしまうのがラファ。この男は会社が倒産して、焚火の前で素っ裸になって騒ぎヤケクソ気味で、次の朝には消えていた。まるで神隠しにでもあったように。みんなは車もエンジンがかからないし、電話も通じないので歩いて下の家まで行く。
主人公が連れてきた女エヴァは、もしかしてコールガールなの?、「いつでもいいから帰れ」と邪険に言うフェリックス。彼には元カノのユリベルがいる。キツイ顔の女。女は4人、サラ、エヴァ、ユリベル、コヴァ。男はフエリックスとコヴァの夫ウゴ。途中で、コヴァが夫と喧嘩をしている。「私たちお終いなんでしょ」切り立った崖が、断崖絶壁というのはこれのこと。そこへ前から山羊の群れが押し寄せてくる。二人は何とか避難したのかと思ったのだが、妻のコヴァがいないのだ。それに夫のウゴも、今にも谷底へ落ちそうになり、皆で助ける。
登山というほどでもないが、ハイキングコースでもなく危険な道が多い。山頂に誰か人の気配がする。それを見てサラが、きっとこれはワナね、山頂にいたのはアンヘルよ。警告のために山羊を放したのよ」と、また余計なことを言い喧嘩の材料を作るのだ。このブスブス女、サラ。この女も消えるのだが、犬が好きで家で飼っていたという。鎖に繋がれていた子犬を放してやり、そこへ大きなシェパードが来て、サラがお腹が空いているからとエサを上げる。すると、その匂いを嗅ぎつけたのか、10頭以上のシェパードと大型犬がやって来る。その犬から逃げようと、自転車で皆は逃げるのだが、サラが犬に襲われたのか知らないが、跡形もなく消えてしまう。
夜になり、ここで野宿をしようと焚火をする。夜空に輝く満天の星が綺麗ですが、一つ一つと消えていく。何かの暗示なのか。
朝になり、また一人セルビオという男が消えてしまう。残ったのは男が2人と女が3人。車道に出て山羊が積んであるトラックを発見。運転席には誰もいない。山羊をトラックから放してやるサラ。そこには、アンヘルの絵が、船の絵で、男と女の2人が。それはフェリックスとユリベルなのだ。
崖の下に車を見つけて、降りて行くとアンヘルが運転席で死んでいた。画集があり、今までの山羊の群れとか畑の中の黒煙、ヨットなど描いてある。
サラがアンヘルの行った通りになったわ。連れて行くと言う。下の川の中へ飛び込むユゴ、女たちはアンヘルを埋葬する。ユゴが川から上がってこない、つまり消えたのだ。エヴァが川の中へ飛び込んでユゴを探す。
「ラファが消えた時から分かっていた」とサラが言う「一人ずつ消えていくのね」何だかしらないが、ダラダラと進んでいき、どうしてこうなったのかとかとかの真相解明がないのだ。最後には見せてくれるのか?・・・空に浮かぶUFOとか。
自転車で走る3人、とうもろこし畑の向こうに黒煙が立ち上る。アンヘルの描いた画集に描かれている絵のように、まるで予告でもしているかのように。3人はそこへ行ってみると、旅客機がたくさん墜落していて、何処にも人の気配がない。消えてしまったのだ。
また自転車で城壁の所へと、そこで子供の泣き声を聞き、追い掛けるユリベル。ライオンに追い掛けられているようだ。港に停泊しているヨットの中へ逃げる女の子。ユリベルが助けようとするのだが、目の前で女の子が消えてしまう。
海へ出ようと3人が船を出そうとするところへ、ライオンが来る。ユリベルがそれを見て、自分の番だと確信してライオンに向かって行く。フェリックスは、寄りを戻そうとユリベルに嫉妬をさせようとエヴァを連れて来たようだ。だが、彼女はもう彼のことは愛していない。最後はフェリックスとエヴァの二人がヨットで大海原へと、発煙筒を上げるエヴァ。靄が立ち込めて船も見えなくなる。
「人は生まれて生きて、ある日消えていなくなる。限られた時間をどう生きるのか」
何も説明もなく93分の間に、人類滅亡のカウントダウンが。しかし、スリリングや恐怖というよりも、頭の中のモヤモヤ感が否めなくて、詰まらないです。
もう一つ、終末期の映画「ラスト・デイズ」も借りてきた。こちらの方がまだ内容がいい。
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