サンドラ・ブロックが主演とプロデュースを手がけ、チャニング・テイタム、ダニエル・ラドクリフ、ブラッド・ピットら豪華キャストが集結したアクションアドベンチャー。恋愛小説家のロレッタは、新作であるロマンティックな冒険小説の宣伝ツアーに強引に駆り出される。作品の主人公を演じるセクシーなモデル、アランの軽薄な態度にいら立ちを募らせるロレッタの前に、謎の大富豪フェアファックスが出現。フェアファックスはロレッタの小説を読んで彼女が伝説の古代都市の場所を知っていると確信し、彼女を南の島へと連れ去ってしまう。ロレッタを救うべく島へ向かったアランは彼女を発見し、ともに脱出を目指すが、大自然の過酷な環境の中で思わぬトラブルに次々と見舞われる。
<感想>お久しぶりのサンドラ・ブロックが主演で、チャニング・テイタムに、ダニエル・ラドクリフ、それになんとブラッド・ピットが出演という豪華キャストが、勢ぞろいとくれば観なければと早々に鑑賞した。だが、やはりサンドラ姉さんの復帰映画なので、ドタバタコメディに仕上がっていた。
主人公の女性が狂気の大富豪に誘拐され、目が覚めるとそこは南の島のジャングル……。小説家のロレッタにはお久しぶりのサンドラ・ブロックが。なんとか新作のロマンチック・アドベンチャーを完成させ、宣伝ツアーに駆り出された矢先、謎の億万長者フェアファックスのダニエル・ラドクリフに誘拐されてしまう。そして、その小説の中で、チャニング・テイタムが表紙を飾るイケメン俳優アランを演じている。
主人公のサンドラお姉さんが誘拐され、救助に駆りだされたのが、ブラッド・ピット。ロン毛のイケメンでいかにもアクションバリバリという出で立ち。助っ人に役に立たないかっこマンのチャニング・テイタム。
ところが、悪人をコテンパンにやっつけた後、悪党に頭をバンと拳銃で撃たれてその後は、最後まで出てこない。だから、頼りにならないアランと一緒に珍道中を繰り広げるわけ。笑ったのが、サンドラ姉さんは、目立つ紫スパンコールキラキラのジャンプスーツに、黒のピンヒールをはいてるし、アランもハイキングにでも行くような身なり。
「お宝探しのアドベンチャー、超大作パロディ」映画というB級作品。5分に一回の割合で笑かすシーンと、下ネタ爆笑セリフで最後までぐいぐいと引っ張って、ラストはお宝が見つかるのだが、それは昔の石棺で、その中に閉じ込められる姉さんとアランの二人。
そうそう、編集社の女性で黒人のバリバリヤリ手の編集長も救助に来るが、最後の方でなんとか間に合い、二人を助ける。やはり見どころは、サンドラ姉さんと、チャニングのドタバタコメディ珍道中かな。チャイニングが、川の中でヒルに背中とお尻を食いつかれシーンは爆笑もの。
そうそう、ブラット・ピットはラストで生きていて、顔を出します。どうして出演をしたのかというと、 サンドラ姉さんとは仲良しで、9月1日公開の日本で撮影した、原作・伊坂幸太郎、監督・ザック・オルケウィッツ「ブレット・トレイン」(主演ブラット・ピット)にカメオ出演したことで、お返しとして今作「ザ・ロストシティ」に参加したそうです。短い出演ながら、ブラピのロン毛で、キレッキレッのアクションが良かった。
2022年劇場公開、鑑賞作品・・・15 アクション・アドベンチャーランキング