「ミニオンズ」のイルミネーション・エンターテインメントが、飼い主が留守にしている間のペットたちの知られざる日常をユーモラスに描き大ヒットしたコメディ・アドベンチャー・アニメの続編。飼い主に新たな家族が増えた主人公のマックスをはじめ、個性豊かなペットたちが繰り広げる笑いと絆の大冒険を描く。監督は引き続き「怪盗グルーのミニオン危機一発」のクリス・ルノー。共同監督に長編デビューのジョナサン・デル・ヴァル。
あらすじ:小型犬のマックスと大型犬のデュークの飼い主ケイティは結婚し、男の子のリアムが誕生する。マックスはリアムを我が子のように可愛がるが、過保護のあまり心配しすぎで育児ノイローゼに。一方、新たな飼い主と巡り会ったウサギのスノーボールは、自分をスーパーヒーローだと思い込むようになり、サーカス団に囚われているホワイトタイガーの救出に乗り出す。そんな中、元気のないマックスを心配したケイティが、気分転換に田舎の農場へ家族旅行に連れ出す。マックスはそこで、威厳に溢れた農場犬ルースターと出会うのだったが…。
<感想>「飼い主がいない間、ペットは何してる?」というキャッチーな設定はそのままに、今回は「冒険」も「キャラクター」も「ハチャメチャ感」も、全てがパワーアップ! かわいらしい動物たちが画面を所狭しと駆け回り、子供も大人も関係なくドキドキワクワクさせてくれる。「ミニオンズ」のイルミネーション・エンターテインメント作品だから、冒頭でミニオンの短篇が描かれていた。
個性豊かなペットたちが、人間の知らないところで大騒動を繰り広げる人気シリーズの続編です。前作に引き続き、クリス・ルノーがメガホンを取った。飼い主のケイティの出産や、新たな仲間たちとの出会いなど、環境が変わる中で、動揺する主人公のマックスを中心に、お馴染みのペットたちが成長してゆく。
マックスが皮膚病で病院前でのイヤイヤや、飼い主のベッドに来る朝の行動といった“ペットあるある”も満載です。
今度の“ペット”たち、ハチャメチャすぎ!日本での人気に目を向けると、注目すべきは吹き替え声優さんたち。飼い主のケイティの声には佐藤栞理が、マックスの声には設楽統さんが、デュークには日村勇紀。
本作では、主人公のマックスとその相棒のデュークの飼い主ケイティが結婚し、元気な男の子リアムが誕生する。好奇心旺盛な彼女の息子リアムに、マックスは振り回されるも次第に心を開いていくのだった。
ケイティの計画で、旅行で訪れた田舎町で農場犬のルースターと出会ったことをきっかけに、大きな一歩を踏み出すマックス。ルースターは、牛も羊もすぐに言うことを聞かせるし、農場犬のリーダーでもある。声は内藤剛志さんで牧場で暮らす農場犬のリーダー、ルースターにぴったりの役どころでした。厳格で冗談が通じない一方、マックスの成長のカギを握る重要な役どころでもあります。
家族旅行で訪れた農場で、マックスは小さなことに動じず弱いものを助ける農場犬ルースターと出会い、リアムが怪我をしたらどうしようとオロオロするマックスを見て、「子供が成長するチャンスを奪うな」と的確なアドバイスを与えるのだ。
前作で鷹のタイベリアスの声を演じた宮野真守は、今回は貴重なホワイトタイガーを捕らえるために、あらゆる手を尽くす悪徳サーカス団長・セルゲイ役で別の役で返り咲きました。今回は悪いやつを演じるので、声も含めてすごく悩んだそうです。
その他にもウサギのスノーボール。前作では悪役だった飼い主のモリーと出会い心を入れ替えた。TVのスーパーヒーローに憧れている。元気あふれるふっさふさのポメラニアンのギジェットが、愛しのマックスのために今回も全力投球で、マックスのお気にいりのおもちゃ“ミツバチ君”を、留守の間、預かることになる。
この小さなミツバチ君(綿の入ったボール)が、何十匹も猫を飼っている老婦人の部屋に、そのミツバチ君が飛んで行ってしまう。そこで、クロエから猫の仕草を教わり猫耳とシッポを付けて、いざ、猫屋敷へと潜入開始で、ハチャメチャな大騒動を繰り広げるのも痛快でした。
それに、囚われた悪徳サーカス団で悲しそうなホワイトタイガーのフーを見かけた、シーズー犬のディジーは、自分はスーパーヒーローと思い込んでいるスノーボールと共に、救出にサーカス団へと向かう。
しかし、オオカミ軍団が追いかけて来てさぁ大変なことに。でも勇気を奮って、オオカミ軍団をやりかえすのだが。そして、一時、お婆さんの猫屋敷に避難させる。
金儲け第一主義の悪徳サーカス団の団長セルゲイ。小さなサルを肩に乗せて、忠実だからちょっと間抜けなオオカミ軍団を従え、貴重なホワイトタイガーの赤ちゃんであるフーを捕まえるために、あらゆる手段を尽くすのだった。
猫屋敷のお婆さんは、とっても猫好きないい人で、大きなホワイトタイガーの子供も、猫だと思い可愛がるのだ。でも、大きくなったらどうするのだろう。
本作は犬、猫のペットたちの群像劇として展開していきます。マックスとデュークの農場旅行、ギジェットのミツバチ君のおもちゃ奪還ミッション、キャプテン・スノーボールVSサーカスの3つであります。
それぞれ3つの物語が交錯し、同時進行する展開や、冒険シーンの映像はハリウッド大作ならではのスケール感があります。ですが、場面が移り変わることで3つのストーリーを描いているのですが、何ですか映画自体がまとまりずらくなっていき、あれもこれもと取り入れて、詰め込み過ぎて上手く成功していません。
でも、何といってもケイティの子供、リアムを巡るマックスの成長と父性の芽生えですかね。人と動物の素敵な関係に、感動と痛快さが押し寄せるだけで良かったのではないかと、思いました。
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