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バンブルビー★★★★

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「トランスフォーマー」シリーズの人気キャラクター“バンブルビー”をフィーチャーしたSFアクション大作。1作目の「トランスフォーマー」より20年前を舞台に、孤独な少女と小心者の黄色い地球外生命体“バンブルビー”が出会い、次第に深い友情で結ばれていくとともに、立ちはだかる脅威に力を合わせて立ち向かっていくさまを、迫力のアクション満載にユーモラスかつエモーショナルに描く。主演は「トゥルー・グリット」「スウィート17モンスター」のヘイリー・スタインフェルド、共演にジョン・シナ、ホルヘ・レンデボルグ・Jr。監督は「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のトラヴィス・ナイト。これが実写映画デビューとなる。

あらすじ:1987年、サンフランシスコ郊外の海沿いの町。いまだ父の死の悲しみから立ち直れずにいた18歳の孤独な少女チャーリー。彼女は廃品置き場で偶然見つけた廃車寸前の黄色い車を気に入り、自分で修理を始める。すると突如、車が自ら変形(トランスフォーム)して黄色いロボットへとその姿を変えたのだった。最初は呆気にとられるチャーリーだったが、お互いに敵ではないことを察すると、すぐに仲良くなっていく。そして記憶と声を失い、何かにおびえている様子の彼を“バンブルビー”と名付け、自宅にかくまい始めるのだったが…。

<感想>2017年の「トランスフォーマー」シリーズ5作目が終わり、何とスピンオフ「エピソード・ゼロ」を発表したのだ。舞台は1980年代。とある理由から地球に飛来したが、記憶と声を失ったバンブルビーが、孤独な少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)と出会い、きずなを育んでいく。いわゆる「シリーズもの」とは一味違い、予備知識が一切必要ないのが本作の特長なのだ。ヒロインのチャーリーを演じたのが、現在22歳のスタインフェルド、「トゥルー・グリット」で華々しい長編映画デビューを果たし、当時14歳で第83回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。歌手としても活躍するほか、等身大の女性を好演した「スウィート17モンスター」など、着実にキャリアを積み重ねてきた。

観客の涙を誘うのは、何といってもバンブルビーとチャーリーの友情!思春期の少女チャーリーが、最愛の父を亡くした悲しみを抱え、再婚した母親が築いた新しい家庭でも居場所をなくしていた。廃品置き場にあった丸っこい黄色いボディの廃車寸前の車。その正体は車にトランスフォームできる“地球外生命体”だった。孤独な心を抱えた者同士、かけがえのない絆で結ばれていく18歳の誕生日のチャーリーとバンブルビー。

だが、そこには危険な追手が現れる。最初は戸惑っていたふたりの関係性が進展していき、大切な存在になっていく過程にグッと心をつかまれるに違いない。チャーリーを中心にした青春と恋のドラマも描かれ、これまで以上にエモーショナルに“進化”していた!

人間とトランスフォーマーのかつてない「近さ」が描かれる部分は、本作の重要なトピックだ。そのハイライトといえるのが、バンブルビーとチャーリーのハグシーンなんですね。 こういった触れ合いは、シリーズ史上、初めての“事件”。くだんのシーンが本編のどこで登場するのか、ぜひ楽しみにしていてほしい。

大人気のキャラクター“バンブルビー”とは、喉が破損しているため話せない。人間の言葉は理解できる。フォルクスワーゲンにトランスフォーム出来る。子供っぽい性格で好奇心旺盛であり歌やダンスが大好き。カーステレオの音楽を使って感情を表現できるのだ。

地球外生命体を研究する米政府の極秘機関セクター7の隊長であるバーンズ。職務に忠実であり、バンブルビーを危険な存在とみなし追跡する。

チャーリーの恩人のメモには、ジョージ・レンデボーグJr.。チャーリーに気がある同級生。オタクっぽい性格のために彼女にも敬遠されているが、バンブルビーの秘密を知り、同志となる。

その他、敵には女性ディセプティコンのシャッター。バンブルビー追跡の命を受けて地球へとやってくる。アメ車プリムスに変身し、セクター7に取引を持ち掛ける策略家である。シャッターの相棒のドロップキック。ディセプティコンの戦士であり、プライドが高く激情家。車のみならず戦闘ヘリにもトランスフォームする。

青春SFとはいえ、そこは「トランスフォーマー」、冒頭でのサイバトロン星での戦闘もアクションはド迫力であり、今までのシリーズのような都市破壊はないが、バンブルビーと敵の戦いをじっくり堪能できます。チャーリーを演じるスタインフェルドも、クライマックスでは身を挺してディセプティコンと戦い、走って跳んでの若さあふれるアクションを披露してくれます。

記憶を失い無邪気な子供のようなバンブルビーに対し、彼を追うディセプティコンのシャッターとドロップキックは、絶対的な悪者。彼女らは戦闘能力に優れているだけでなく、頭も切れる手強い存在であり、米国極秘機関セクター7と手を組んで、バンブルビーを追い込んでいく。

音楽では60年代のロックがたくさん出て来るんだけど、チャーリーの大好きなザ・スミスの「ガールフレンド・イン・ア・コーマ」が、劇中で語られるが、後半のある場面でも使われているので注目を。だから、その使われ方が物語と密接に結び付いているところもたまりません。

トランスフォーマーたちのアクションの端々にプロレスの技が入っていたりすることや、WWEのジョン・シナが重要な役で出演していることも素敵で。最高でしたね。

ここまであらゆる細部にまで渡って、丁寧に、魂を込めて作られており、本当に興奮が止まりません。最後まで引き込まれて行き、号泣必死ですからね。

サプライズだらけの本作の“仕掛け人”は、アカデミー賞候補に選出されたアニメーション映画「KUBO クボ 二本の弦の秘密」で映画ファンを感動で包んだトラビス・ナイト! ドラマティックでエモーショナルなストーリーテリングの手腕を存分に発揮し、誰が見ても満たされる良作にきっちりと仕上げていた。

2019年劇場鑑賞作品・・・52  アクション・アドベンチャーランキング

 

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