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スマホを落としただけなのに★★★・5

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志駕晃のデビュー小説を「リング」「クロユリ団地」の中田秀夫監督、「謎解きはディナーのあとで」「悪夢ちゃん The夢ovie」の北川景子主演で映画化したサスペンス・スリラー。落としたスマホが運悪く悪意を持った人物の手に渡ってしまったことから、やがて戦慄の恐怖に見舞われていくヒロインの運命をスリリングに描く。共演は田中圭、千葉雄大、バカリズム、成田凌、要潤。

あらすじ:サラリーマンの富田はタクシーにスマホを置き忘れてしまい、恋人の麻美が富田に電話すると、聞き覚えのない男の声が聞こえてくる。たまたま拾ったというその男性のおかげで無事に富田のスマホを取り戻し、一安心の麻美。しかし、その日を境に2人の身に不可解な出来事が立て続けに起こる。不安になった2人はネットセキュリティ会社に勤める浦野に相談し、スマホの安全対策を施してもらう。そんな中、巷では山中で若い女性の遺体が次々と見つかり、捜査に当たる刑事の加賀谷は、被害者はいずれも長い黒髪の持ち主であることに気づくのだったが…。

<感想>丁度、先に韓国版の「search/サーチ」を鑑賞したばかりなので、同じような感じの作品だなぁと思ってしまった。比べないで、これはこれで楽しめる物語だと思いますね。始めは、主人公の北川景子ちゃんの彼氏が、スマホをタクシーに置き忘れてしまったことから始まるわけで、その落ちていたスマホを拾ったという男から電話があり、富田のスマホが無事に戻ってきましたが、その日から不可解な出来事が起こるようになります。

身に覚えのないクレジットカードの請求やネットストーキング。落としたスマホから個人情報が流出したのかもしれません。麻美はネットセキュリティ会社に勤める浦野に、スマホの安全対策を設定してもらいますが、その晩、アカウントを乗っ取られ、誰にも見られたくなかった写真がSNSにアップされてしまいます。

さらに、ヒロインには、誰にも言えない謎があるのですね。その謎は、ネットやスマホとはあまり関係がないことで、つまりそのころ山の中で、次々と若い髪の長い女性の遺体がみつかるのです。そのことと主人公の麻美は関係があるわけで、犯人は猟奇殺人鬼であり、若い髪の長い女性を狙っていて、麻美もその殺される仲間に入ることになるわけ。ラストで明かされる、麻美の隠された過去の秘密の、意外性の面白さも見どころの一つでしょうね。

つまりは、スマホとは関係のない猟奇殺人の犯人を追う刑事に、先輩刑事の毒島役の原田泰造さんと、相棒の加賀谷学役には千葉雄大君がいるんですね。

麻美は自分がその猟奇殺人犯に狙われていることにまだ気づいていなくて、PCやスマホのセキュリティを、浦野に安全対策をしてもらい安心しているのでね。まさか、その浦野がその猟奇殺人鬼だということ知らなかったので、自分の裸姿や、昔、自分が同居していた女性の名前をもらい成りすましをしていたことまで、すべて調べつくして麻美を驚かさせます。浦野役には成田凌さんが演じています。浦野は子供の頃に、髪の毛の長い母親に冷たくされ、虐待されたという気の毒な境遇であり、そして大人になったという。麻美を誘拐してから、浦野が長い黒髪のカツラを被って、白いワンピースを着てナイフで麻美を脅かすところなんて、サイコキラーっぽいので、大変身っていうか演技派です。

実は、刑事の加賀谷学も浦野と同じように幼い頃に母親に虐待された記憶があり、もしかして浦野とは兄弟なのかもしれない。それは、麻美が誘拐された時に、拉致された場所を突き止めたことと関係があります。

その他にも、麻美のことを好きになった元同僚、小柳守役にバカリズムが、ストーカーみたいな感じで、毎日のように電話をしてきては麻美のことを虐めるのですね。だから、てっきり、そのバカリズムの男が、猟奇殺人犯人かと思ってしまう。

稲葉麻美と名乗っていた自分は、本当の名前は「山本美奈代」であり高額の借金があったのです。それに、稲葉麻美は亡くなっていたんですよ。彼女と入れ替わって「稲葉麻美」と名乗り、整形美容もして彼女にそっくりになる。そして暮らして来たのに、まさかここで自分の昔のことが暴露されるとは思ってもみなかったわけで。

何故に山本美奈代でもよかったのに、自分よりも美しい稲葉麻美になりたかったのでしょうかね。借金逃れかもしれないですね。

その時は、稲葉麻美はAV女優として「渚さゆり」と言う芸名で売れっ子さんでした。その後、「渚さゆり」は稲葉麻美であることが雑誌でたたかれてしまい、彼女は自殺をしてしまう。その時に、同居人の「山本美奈代」が死んだことにして、残った美奈代はどういうわけか、「稲葉麻美」に成りすますわけなんです。

そのこともSNSで暴露されてしまうわけで、自分にはどうしようもできないことであり、浦野に相談をする麻美。

けれども、その脅している相手がそいつなので、麻美はうかつでしたね。浦野は、麻美のことを好きになり誘拐までしてしまう。最後は、麻美が潔く自分の本名を名乗り出て、自分が山本美奈代であることを認めます。

そのことが、付き合っていた富田にも知られて、彼はびっくりして麻美のことが信じられなくなり、一度は婚約解消とまでなるのですが、最後は麻美のことが忘れられなくて、美奈代が麻美でも、どちらでもいいと、本人が好きなので赦してあげるのですね。何とも寛容な彼、富田に二度惚れしてしまうでしょうね。しかしですよ、この作品のいいたいことは、スマホは絶対に無くしたりしないこと。それに、知られては困る個人情報などは、保存しておかないことです。確かに便利ですよ、でもね、こんな風なことが起きてしまったら、大変なことになるぞ、という警鐘ですかね、これは。

2018年劇場鑑賞作品・・・218  アクション・アドベンチャーランキング

 

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