Quantcast
Channel: パピとママ映画のblog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2328

スカイライン-奪還-★★★

$
0
0

人類を次々と吸い上げる謎の生命体による地球征服を描いた「スカイライン-征服-」の続編となるSFアクション。内戦が続くラオスを舞台に、反政府組織によるエイリアンへの反撃の行方を描く。主演は「パージ:アナーキー」のフランク・グリロ、共演に「ザ・レイド」のイコ・ウワイス。監督は前作では製作と脚本を務めたリアム・オドネル。本作が記念すべき監督デビューとなる。

あらすじ:突如世界各地の上空に現われた未確認飛行物体によって人々が次々と吸い込まれ、わずか3日間で謎の生命体に征服された地球。息子を追って自らも吸い込まれたLA市警の刑事マークは、宇宙船内部の破壊に成功する。コントロールを失った宇宙船は内戦が続くラオスに墜落する。辛くも脱出したマークは、反政府組織のアジトに身を寄せ、彼らとともに反撃の機会を窺うのだったが…。

<感想>突如として現れた謎の生命体により、刻々と進んでいく地球征服の3日間を冷徹なリアリティと、最新のVFXを駆使して描き、どこまでも無力な人類のすくいのないラストへの衝撃に、賛否両論が巻き起こった「スカイライン-征服-」。7年の時を経て、侵略されるがままだった人類が遂に立ち上がり、地球奪還の激しいバトルを繰り広げる続編となるSFアクションです。

前作では高層マンション内が主な舞台だったが、今回はロス上空に浮かぶ巨大な宇宙船内が戦いの場所となる。前作での侵略SFテイストから血沸き、肉躍るバトルSFへと、驚きの変貌を遂げた本作では、前作で残された疑問を解消しながら、想像を超えるエイリアンとの最終決着が繰り広げられる。

決戦に挑むのは、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」などでタフな存在感を放つフランコ・グリロ、息子のトレンドが宇宙船に吸い込まれてしまい、それを追って宇宙船の中へとLA市警の刑事マークが、人間の心を残したままエイリアンになった前作のジャロッドと遭遇する。

冒頭でのエイリアンの宇宙船に、“青い光”に人々が吸い込まれていく不気味な光景が、実に見事でした。エイリアンの体型も最後のメーキングで種明かしされるが、人間と格闘しやすいようなスーツに工夫されていた。つまり着ぐるみのエイリアンと戦っているシーンもある。

そして、途中で内戦が続くラオスに墜落する宇宙船。その宇宙船の中で、ジャロッドの彼女が妊娠をしており、人間の出産なら1年近くかかるのにあっと言う間に出産。

母親は死んでしまい、マークが子供を取り上げて生まれたばかりの赤ん坊に、ローズと言う名前を付ける。この娘はジャロッドの子供なのか、すくすくと驚異的なスピードで成長するローズの遺伝子から、エイリアンに対抗する手がかりを見つけ出した彼らだったのだが、反政府組織のアジトには大量のエイリアンが押し寄せていた。

反政府ゲリラの、最強格闘術シラットを駆使した「ザ・レイド」の超絶アクションで世界中の度肝を抜いたイコ・ウワイス親爺と、ヤヤン・ルヒアンの2人も交えた大乱闘が勃発する。ところが、エイリアンには赤い目と青い目のエイリアンがいて、人間の脳を移植されたエイリアンが、本来のエイリアンと戦うシーンが観られるのに驚いた。宇宙船の中で捕らわれた人間の、脳だけを移植して作られたエイリアンが、宇宙からやってきたエイリアンとは違う、つまり心のある考えるエイリアンっていうこと。

中盤での宇宙船内シークエンスの演出が、上手くないのが最大の弱点だと思うのだが、その後でも空間のつながりが描けていないせいで、サスペンスを盛り上げ損なっているように見えた。

それに、米軍が災いをもたらした地に宇宙船と共に降り立った米国人が、現地ゲリラと力を合わせて空からの脅威を迎え撃つという図式は、かなり面白かった。ですが、元ベトナム帰還兵である盲目の老人は、すごく意味のある登場人物のはずなのに、ほぼ活用できていない。

さらには、ロスの地下鉄職員の女性が、なんの背景もなしに異様な戦闘能力を発揮してみたりと、地球の支配者の座を賭けて、残されたわずかな武器と肉体を駆使した最終決戦の時が迫っていた。

マークの息子も脳を取られてエイリアンになるも、ジャロッドと同じように父親のマークを認識して人間の味方をするのだ。それに、エイリアンと人類が戦う場面では、格闘技でもってエイリアンの足や首とか、態勢が崩れたら頭を狙うのだ。

だから、反政府ゲリラのイコ・ウワイス親爺と、ヤヤン・ルヒアンの2人が刀を両手に戦うのが、大いに役に立ったわけ。彼らがいなかったら、とてもじゃないが、巨人と化したエイリアンには勝てなかっただろう。

ある意味では、あり得なく乱暴であり、派手なVFXとテンションの高い語り口に乗せられて最後まで観てしまった。

エンドロールの後で、エイリアンの着ぐるみを着た人間との格闘が見られるし、NG集のような感じがした。

2011年「スカイライン 征服

 2018年劇場鑑賞作品・・・209  アクション・アドベンチャーランキング

 

 「映画に夢中

 トラックバック専用ブログとして、エキサイトブログ版へ

トラックバックURL : https://koronnmama.exblog.jp/tb/30130238

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2328

Trending Articles