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アイム・ノット・シリアルキラー★★

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死体や殺人に異常な関心を示す少年が、近所で起きた連続殺人事件の解決に乗り出し、殺人鬼と対決する異色の青春サスペンス・ホラー。主演は「かいじゅうたちのいるところ」のマックス・レコーズと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のクリストファー・ロイド。監督はビリー・オブライエン。
あらすじ:アメリカの田舎町で葬儀屋を営む家に生まれ育った16歳の少年、ジョン。死体や殺人への興味が抑えられず、学校でも問題視され、セラピストにはソシオパス(社会病質者)と診断されてしまう。そんなある日、地元で連続猟奇殺人事件が発生、ジョンは自ら調査に乗り出す。やがて偶然にも隣人のお爺さんが殺人鬼と知ってしまう。己の中の危険な衝動を抱えつつ、さらなる凶行を阻止するために恐るべき殺人鬼に立ち向かっていくジョンだったが…。

<感想>主人公は高校生のジョン、「かいじゅうたちのいるところ」のマックス・レコーズが演じている。そして、お隣の殺人鬼なる爺さんには「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のクリストファー・ロイドが扮していて、ジョンは母親が葬儀屋をしているので、家にはいつも遺体安置冷凍庫の中に幾つか入っている。そして、必ずといってくらいに、母親の検視を手伝っているので、人体解剖なんてことは怖くないのだ。

それに、ジョンは学校のレポートに過去の連続殺人犯を分析したノートを提出しているし、母親が息子のことを心配して心理学のネブリン医師(カール・ギアリー)のカウンセリングを受けています。そこでは、ソシオパス(社会病質者)と診断される。
観ている観客には、ジョンはそんなにソシオパスと言うほどオタクでもなく、殺人鬼マニアと言うか、興味があるんですね。それに、町では腎臓がえぐり取られている人間の殺人事件が起きて、自分の家に遺体が運び込まれるわけ。母親は、防腐剤か何か?・・・首の下にチューブを差し込んでピンクの液体を入れて死体の血色を良くします。その一方では、血液を抜くチューブが差し込まれており、普通だったら真っ赤な血液なのに、この遺体の血液は真っ黒なドロっとした液体が出て来る。

それに、またもや殺人事件が起きて遺体が運び込まれるも、母親は自分の息子がサイコパスのように、死体に興味があるのを不安に思って手伝わせなくなるわけ。ジョンは、よけいに遺体を見たいとせがみ、見ると今度は肩口から失われた左腕の部分を見せられます。ギョギョギョですから。

この作品の中では、警察があまり出て来なくて、ジョンが主に自分勝手に行動をして、ジョンが町の人間で勝手に怪しいと思っている人を見つけては後を付けて、それが向かいに住んでる爺さんのクローリーが、その怪しい人と一緒にワカサギ釣りに行くのですね。そして、クローリー爺さんがその怪しい人を、ナイフのような細い物で刺し殺すのを目撃してしまいます。

まさか、あの爺さんが殺人鬼とは思ってもみなかったことで、驚くは疑うわで、爺さんの家へ遊びに行こうとするわけ。しかし、普通だったら、観たことを警察へ連絡するでしょうに、ジョンはそういうことは一切しないです。クローリー爺さんは奥さんもいて、普通に暮らしている。ジョンがクローリー爺さんをマークして付けて行くと床屋に入っていく。散髪でもするのかと思って見ていると、店主に襲い掛かるのです、だからジョンは外に付いている警報装置を鳴らします。すると警察が飛んで来て、二人の警官が店内に入るもすぐに爺さんに殺されてしまうんですから。殺傷能力がある老人とは、凄いってもんじゃない。もう、これを見たら直ぐに110番電話ですよ、普通はね。

ジョンが取った行動は、爺さんの車のワイパーに、「お前のやったこと知ってるぞ」とメモ紙を挟んで置くことくらい。爺さんはそのメモ紙を見て、家から出て来なくなります。心配したジョンが、家を訪ねると奥さんが出て来て、爺さんの体調が悪いらしいという。それで、爺さんの介護というか、トイレやお風呂に入れたりと甲斐甲斐しく世話をするジョン。爺さんの身体は衰弱していきやせ細ってしまう。

つまりは、この爺さんは人間の臓器を食べて生きているわけで、吸血鬼ではない。ということは、もしかしてエイリアン?か、宇宙人なのでは。そうなんですね、真っ黒いタールのような液体を流しているのだから、人間というわけではない。だから、爺さんの車にGPSを仕込んで行動を見張り、寝ている奥さんの写メを撮って爺さんに送信して挑発するわけ。それが、奥さんに感ずかれたので奥さんを殴ってしまい、奥さんは動かなくなってしまう。
それで、精神分析医の先生に電話をして来てもらおうとするも、そこへ爺さんが帰って来た。

ソシオパス(社会病質者)VSシリアルキラー(連続殺人鬼)狂気と狂気の対決が始まるということで、ラストで、ジョンの母親が爺さんに襲われる危険があり、爺さんを気絶させていつものように、母親が血液と交換にピンクの防腐剤を注入して、その傍から真っ黒いタールが流れ出て来て、爺さんの身体もしぼんでしまい中から出てきたのが、そうエイリアンでした。
ジョンの目の前でまざまざと見せつけられるわけで、観客にも見せるわけで、あぁ、やっぱりねというオチでしょうか。これは、知っていても、ドン引きしてしまいがっかりでした。結局は、ジョンの悪夢というか妄想とでもいうか、そういった方が良かったのでは、とも思いましたね。
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