「ピッチ・パーフェクト」シリーズや「ザ・コンサルタント」のアナ・ケンドリックが暗殺能力を覚醒させる失恋女子を演じた、恋愛アクション映画。ケンドリックが主人公マーサを、フランシス役を「月に囚われた男」「セブン・サイコパス」のサム・ロックウェルが演じる。脚本は「クロニクル」「エージェント・ウルトラ」を手がけたマックス・ランディス。
あらすじ:好きになるのがダメ男ばかりで、二股をかけられるなど失恋ばかりを繰り返すマーサの前に、彼女が考える理想の男フランシスが現れる。ヒットマンでありながら、人殺しが許せず、依頼人を殺してしまうという一風変わった変わったフランシスとマーサは急速に惹かれあっていく。そして、世界中の殺し屋から命を狙われているフランシスと行動をともにしていく中で、マーサはこれまで自分が気づくことのなかった「最強の殺し屋」の素質に目覚めていく。
<感想>やっとめぐり会えた「理想の彼氏」との甘いひと時が一転して、殺し屋たちとのバトルに・・・手に入れたのは、理想のカレと暗殺能力。命を狙って次々と現れる刺客を、華麗に倒していくロックウェルのアクションが見ものですから。
マーサとフランシスの初デート。2人がロマンティックなダンスに興じているようにも見えるが、実はフランシスに向けて放たれた銃弾を避けている真っ最中。人殺しが許せず、殺人を依頼してきた者を逆に殺してしまうという風変わりなフランシスの戦闘シーンが見ものですぞ。
実力派俳優たちが、コメディ演技をノリノリで楽しんでいることも注目ポイント。マーサの能力を覚醒させてしまう「理想のカレ」フランシスを軽妙に演じたのは、「月に囚われた男」「セブン・サイコパス」のサム・ロックウェル。「ヘイトフル・エイト」ほかタランティーノ作品でおなじみのティム・ロスも、フランシスたちを追う悪徳FBI捜査官役として出演するほか、ラッパーのRZAも殺し屋の1人として登場。
そして、フランシスを狙う悪役として登場するティム・ロスとRZAを写したカットも。ロスが威圧的な表情で“悪の親玉”感をかもし出し、本作への出演のために、トレードマークのあごひげを剃り落としたRZAが、豪雨の中で微動だにせずマシンガンをかまえている姿が映し出される。伝説の殺し屋であるフランシスと相対する存在として、ただならぬオーラを放っている。
「殺し屋」と「ラブ・コメディ」のギャップが楽しい本作だけに、アクション・シーンも一風変わったテイストをかもし出しているのが良かった。本格アクションを披露しながらも、どこかクスッと笑ってしまうのだから。
やっと「理想のカレ」に出会えたのに、このままじゃ自分の命が危ないと、フランシスとの交際を「もうやめる」と切り出すマーサ。そんな彼女にフランシスが「君には才能がある」と殺し屋能力の覚醒を促すシーン。フランシスが次々と投げるナイフや包丁を……マーサがニコニコ笑いながら次々とキャッチするシーンが。
それが、重武装した一団が、結婚パーティ会場にフランシスを追い詰めるシーン。このままでは万事休すと思いきや、どこか牧歌的なロック・ナンバーをバックにフランシスの逆襲が始まる!
その模様を別室に控えるFBI捜査官(ティム・ロス)が、ボヤキに近い口調でひとつひとつ解説するのだ。あらら、サム・ロックウェルってこんなに動けるんだと、見入ってしまうのがこのシーン。マーサとフランシスを追って迫りくる刺客たちをフランシスが、優雅に舞うように次々と倒していくさまを目撃できる。敵の攻撃を利用して、別の敵にダメージを与えるなど、動きとアイデアが面白いんです。
ヒロインのアナ・ケンドリックって、素顔はちょっと変わり者で、でも、それが彼女の個性であり、変な部分をカリスマ的に演じられるので最高なアナ。フランシスの手ほどきによって徐々に殺し屋としての素質を目覚めさせていくマーサだったが…。
最初はフランシスの浮気現場から、踊るヒットマン・ジーン・ケリーと発展していき、キャストのサム・ロックウェルをイメージして作った脚本だというから、ポジティブでワイルドで、ふざけた部分が多くて、FBI捜査官のティム・ロスがぼやくのも分かる気がする。
2017年劇場鑑賞作品・・・155映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング/
あらすじ:好きになるのがダメ男ばかりで、二股をかけられるなど失恋ばかりを繰り返すマーサの前に、彼女が考える理想の男フランシスが現れる。ヒットマンでありながら、人殺しが許せず、依頼人を殺してしまうという一風変わった変わったフランシスとマーサは急速に惹かれあっていく。そして、世界中の殺し屋から命を狙われているフランシスと行動をともにしていく中で、マーサはこれまで自分が気づくことのなかった「最強の殺し屋」の素質に目覚めていく。
<感想>やっとめぐり会えた「理想の彼氏」との甘いひと時が一転して、殺し屋たちとのバトルに・・・手に入れたのは、理想のカレと暗殺能力。命を狙って次々と現れる刺客を、華麗に倒していくロックウェルのアクションが見ものですから。
マーサとフランシスの初デート。2人がロマンティックなダンスに興じているようにも見えるが、実はフランシスに向けて放たれた銃弾を避けている真っ最中。人殺しが許せず、殺人を依頼してきた者を逆に殺してしまうという風変わりなフランシスの戦闘シーンが見ものですぞ。
実力派俳優たちが、コメディ演技をノリノリで楽しんでいることも注目ポイント。マーサの能力を覚醒させてしまう「理想のカレ」フランシスを軽妙に演じたのは、「月に囚われた男」「セブン・サイコパス」のサム・ロックウェル。「ヘイトフル・エイト」ほかタランティーノ作品でおなじみのティム・ロスも、フランシスたちを追う悪徳FBI捜査官役として出演するほか、ラッパーのRZAも殺し屋の1人として登場。
そして、フランシスを狙う悪役として登場するティム・ロスとRZAを写したカットも。ロスが威圧的な表情で“悪の親玉”感をかもし出し、本作への出演のために、トレードマークのあごひげを剃り落としたRZAが、豪雨の中で微動だにせずマシンガンをかまえている姿が映し出される。伝説の殺し屋であるフランシスと相対する存在として、ただならぬオーラを放っている。
「殺し屋」と「ラブ・コメディ」のギャップが楽しい本作だけに、アクション・シーンも一風変わったテイストをかもし出しているのが良かった。本格アクションを披露しながらも、どこかクスッと笑ってしまうのだから。
やっと「理想のカレ」に出会えたのに、このままじゃ自分の命が危ないと、フランシスとの交際を「もうやめる」と切り出すマーサ。そんな彼女にフランシスが「君には才能がある」と殺し屋能力の覚醒を促すシーン。フランシスが次々と投げるナイフや包丁を……マーサがニコニコ笑いながら次々とキャッチするシーンが。
それが、重武装した一団が、結婚パーティ会場にフランシスを追い詰めるシーン。このままでは万事休すと思いきや、どこか牧歌的なロック・ナンバーをバックにフランシスの逆襲が始まる!
その模様を別室に控えるFBI捜査官(ティム・ロス)が、ボヤキに近い口調でひとつひとつ解説するのだ。あらら、サム・ロックウェルってこんなに動けるんだと、見入ってしまうのがこのシーン。マーサとフランシスを追って迫りくる刺客たちをフランシスが、優雅に舞うように次々と倒していくさまを目撃できる。敵の攻撃を利用して、別の敵にダメージを与えるなど、動きとアイデアが面白いんです。
ヒロインのアナ・ケンドリックって、素顔はちょっと変わり者で、でも、それが彼女の個性であり、変な部分をカリスマ的に演じられるので最高なアナ。フランシスの手ほどきによって徐々に殺し屋としての素質を目覚めさせていくマーサだったが…。
最初はフランシスの浮気現場から、踊るヒットマン・ジーン・ケリーと発展していき、キャストのサム・ロックウェルをイメージして作った脚本だというから、ポジティブでワイルドで、ふざけた部分が多くて、FBI捜査官のティム・ロスがぼやくのも分かる気がする。
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