「リトル・マーメイド」「アラジン」のジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督が、海に選ばれた少女モアナを主人公に描く冒険ファンタジー・ミュージカル・アニメーション。海と運命的な絆で結ばれたヒロインが、世界を救うために伝説の英雄とともに大海原を舞台に繰り広げる大冒険を描く。声の出演はヒロインのモアナ役にオーディションで選ばれたハワイ出身の新星、アウリイ・クラヴァーリョ、伝説の英雄マウイ役にドウェイン・ジョンソン。
あらすじ:神秘的な伝説が息づく南海の楽園、モツゥヌイ島。16歳の少女モアナは、幼い頃のある体験がきっかけで海と特別な絆で結ばれていた。島では外洋に出ることが固く禁じられていたが、好奇心旺盛なモアナは、いつか外の海を見てみたいとの思いを募らせていた。そんな中、島で不穏な出来事が起こり始める。それは、かつて半神半人のマウイが命の女神テ・フィティの“心”を盗んだために生まれたという暗黒の闇が、島にも迫っていることを示していた。モアナは祖母タラに背中を押され、伝説の英雄マウイを見つけ出し、テ・フィティに“心”を返すために大海原へと飛び出していくのだったが…。
<感想>吹き替え版で見ました。「アナと雪の女王」に続けとばかりにファンタジー・ミュージカルアニメーションです。半神半人の英雄マウイの手により、世界を創造した命の女神テ・フィティの「心」が盗まれ、1000年間で、海と島々はジワジワと滅亡への道を辿っていく。
物語が今度は南の島、正義感の強い16歳の少女、モアナは島のリーダーとして期待され、父親からサンゴ礁の外へは出ないように禁じられて育った彼女が、作物が相次いで枯れる事態が。
それに魚も獲れなくなり、海と特別な絆で結ばれたモアナが、祖母の言葉に背中を押されて、勇気を奮い起こしてニワトリのヘイヘイをお供に、大海原へと旅立つ。彼女は、行く先々での困難にくじけながらも立ち向かい、強く成長していく。
旅の途中で出会うマウイという、風と海を司る屈強な半神半人が、自身の持つ「神の釣り針」でテ・フィティの心を釣り上げた。「心」を失ったテ・フィティの島々は崩れ、この世に初めて「闇」が訪れた。変身能力に秀でており、テ・フィティの「心」を盗んだ張本人です。強気に見えるが人格を持った彼の分身のタトゥーが、マウイの本心を表している。
モアナが持っている祖母からもらった、渦巻きの模様がある緑色のテ・フィティの「心」と、マウイの「神の釣り針」で、行く手を海賊カカモラの群が阻むも難なくクリア。
タマトアという蟹のような甲羅がダイヤモンドでピッカピカ、デヴィッド・ボウイをイメージした歌にも注目です。そして、一見ユーモラスでも、実は手ごわい敵ばかり。見た目はココナッツでできた鎧を身に着けとても愛らしいが、欲しいものを手に入れるためなら容赦なく襲って来る。
もっとも恐ろしいのが大地と炎の悪魔「テ・カァ」であります。これもモアナとマウイが力を合わせて戦います。ですが、まったくもって二人には歯が立たず、心も折れてマウイが引き上げて去ってしまうのですから。
ここからがどうしたものかと、観客も固唾を飲んで見守るしかない。モアナよ頑張れ、そこへ大きなエイが現れて、そうお婆ちゃんの仮の姿ですね。海の神様のように、モアナを守ってくれる祖母の姿を見て元気が出るモアナ。モアナの力って凄い。あの「10戒」で見た、モーゼが杖で地面を叩き、海が二つに割れてド真ん中に道ができるってやつ、ここでもあるんですからびっくり。
一人で勇敢にも炎の悪魔「テ・カァ」に向かって行くモアナ、そこへマウイが戻って来てくれてテ・フィティの島へとたどり着くのだが、心を返す場所が見当たらないのです。探すうちに悪魔の「テ・カァ」の胸の当たりが渦巻状になっているのを見つけるんです。
良かったですね、これで、悪魔の「テ・カァ」が心を取り戻してテ・フィティの元の姿、緑色した大きな島に戻るのですから。
名作「リトル・マーメイド」のジョン・マスカー&ロン・クレメンツがメガホンをとった愛溢れるストーリーは、普通の人間性やヒロイズムをベースにしており、どんな世代にも受け入れられるようになっている。
それに、モアナとマウイの冒険を彩る大海原、特に夜の満点の星が素晴らしいですから。その描写はアニメーションとは思えないほど緻密で美しかった。特に感情を持った海の描写は、まるで生き物のようで驚かされましたね。これって、観ていてなぜか宮崎駿の「ポニョ」を思い出してしまったのですが。
それに、ミュージカル仕立てなので、聴いていると「アナと雪の女王」みたいな、身も心も動きだしそうなくらいに、いつまでも耳に残っているのも良かった。
2017年劇場鑑賞作品・・・55映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング/
あらすじ:神秘的な伝説が息づく南海の楽園、モツゥヌイ島。16歳の少女モアナは、幼い頃のある体験がきっかけで海と特別な絆で結ばれていた。島では外洋に出ることが固く禁じられていたが、好奇心旺盛なモアナは、いつか外の海を見てみたいとの思いを募らせていた。そんな中、島で不穏な出来事が起こり始める。それは、かつて半神半人のマウイが命の女神テ・フィティの“心”を盗んだために生まれたという暗黒の闇が、島にも迫っていることを示していた。モアナは祖母タラに背中を押され、伝説の英雄マウイを見つけ出し、テ・フィティに“心”を返すために大海原へと飛び出していくのだったが…。
<感想>吹き替え版で見ました。「アナと雪の女王」に続けとばかりにファンタジー・ミュージカルアニメーションです。半神半人の英雄マウイの手により、世界を創造した命の女神テ・フィティの「心」が盗まれ、1000年間で、海と島々はジワジワと滅亡への道を辿っていく。
物語が今度は南の島、正義感の強い16歳の少女、モアナは島のリーダーとして期待され、父親からサンゴ礁の外へは出ないように禁じられて育った彼女が、作物が相次いで枯れる事態が。
それに魚も獲れなくなり、海と特別な絆で結ばれたモアナが、祖母の言葉に背中を押されて、勇気を奮い起こしてニワトリのヘイヘイをお供に、大海原へと旅立つ。彼女は、行く先々での困難にくじけながらも立ち向かい、強く成長していく。
旅の途中で出会うマウイという、風と海を司る屈強な半神半人が、自身の持つ「神の釣り針」でテ・フィティの心を釣り上げた。「心」を失ったテ・フィティの島々は崩れ、この世に初めて「闇」が訪れた。変身能力に秀でており、テ・フィティの「心」を盗んだ張本人です。強気に見えるが人格を持った彼の分身のタトゥーが、マウイの本心を表している。
モアナが持っている祖母からもらった、渦巻きの模様がある緑色のテ・フィティの「心」と、マウイの「神の釣り針」で、行く手を海賊カカモラの群が阻むも難なくクリア。
タマトアという蟹のような甲羅がダイヤモンドでピッカピカ、デヴィッド・ボウイをイメージした歌にも注目です。そして、一見ユーモラスでも、実は手ごわい敵ばかり。見た目はココナッツでできた鎧を身に着けとても愛らしいが、欲しいものを手に入れるためなら容赦なく襲って来る。
もっとも恐ろしいのが大地と炎の悪魔「テ・カァ」であります。これもモアナとマウイが力を合わせて戦います。ですが、まったくもって二人には歯が立たず、心も折れてマウイが引き上げて去ってしまうのですから。
ここからがどうしたものかと、観客も固唾を飲んで見守るしかない。モアナよ頑張れ、そこへ大きなエイが現れて、そうお婆ちゃんの仮の姿ですね。海の神様のように、モアナを守ってくれる祖母の姿を見て元気が出るモアナ。モアナの力って凄い。あの「10戒」で見た、モーゼが杖で地面を叩き、海が二つに割れてド真ん中に道ができるってやつ、ここでもあるんですからびっくり。
一人で勇敢にも炎の悪魔「テ・カァ」に向かって行くモアナ、そこへマウイが戻って来てくれてテ・フィティの島へとたどり着くのだが、心を返す場所が見当たらないのです。探すうちに悪魔の「テ・カァ」の胸の当たりが渦巻状になっているのを見つけるんです。
良かったですね、これで、悪魔の「テ・カァ」が心を取り戻してテ・フィティの元の姿、緑色した大きな島に戻るのですから。
名作「リトル・マーメイド」のジョン・マスカー&ロン・クレメンツがメガホンをとった愛溢れるストーリーは、普通の人間性やヒロイズムをベースにしており、どんな世代にも受け入れられるようになっている。
それに、モアナとマウイの冒険を彩る大海原、特に夜の満点の星が素晴らしいですから。その描写はアニメーションとは思えないほど緻密で美しかった。特に感情を持った海の描写は、まるで生き物のようで驚かされましたね。これって、観ていてなぜか宮崎駿の「ポニョ」を思い出してしまったのですが。
それに、ミュージカル仕立てなので、聴いていると「アナと雪の女王」みたいな、身も心も動きだしそうなくらいに、いつまでも耳に残っているのも良かった。
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