ニューヨークで暮らす男女の奇妙な三角関係を、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ、「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホーク、「アリスのままで」のジュリアン・ムーア共演で軽やかに描いたハートフルコメディ。あらすじ:ニューヨークの大学で働くマギー(グレタ・ガーウィグ)は、妻子持ちの文化人類学者ジョン(イーサン・ホーク)と恋に落ちる。仕事ひとすじで家庭を顧みない妻ジョーゼット(ジュリアン・ムーア)に愛想を尽かしたジョンは離婚を決意し、マギーと再婚。数年後、ジョンとマギーは子どもにも恵まれ幸せな毎日を送っているかに見えたが、小説家になるため仕事を辞めたジョンとの生活にマギーは不安を感じていた。そんな中、多忙なジョーゼットの子どもたちの世話をするうちに、ジョーゼットとも親しくなったマギーは、ジョンはジョーゼットと一緒にいた方が幸せになれると気づき、夫を前妻に返すという突拍子もない計画を思いつく。監督は「50歳の恋愛白書」のレベッカ・ミラー。
<感想>結婚はしたくないけれども子供が欲しいと思っているマギーが、小説家志望で既婚者のジョンと恋に落ちる。といえば昨年日本中を賑わしたあの不倫騒動ですよ。仕事ばかりの妻に不満を持つジョンは離婚をしてマギーと結婚することに。男って勝手ですよね、構ってくれない妻に飽きてしまい、若い女と浮気するって。
しかしですよ、マギーはその前に子供が欲しくて、友達付き合いのピクルス製造の男に、「子供が欲しいので精子を提供してくれないか」と頼んで、ちゃっかりと排卵日に彼の子種を仕込んでいたのですね。
その男は、マギーのことが好きなのにね、気づいていない。ちなみにその精子提供者は、3月14日公開「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」に出演のビル・ヘイダーです。
そこへ、たまたまジョンという中年のマギー好みのいい男が現れて、恋に落ちたわけなの。だから、すでにマギーは妊娠をしていたわけなんですよ。でも、ジョンは妻がかまってくれないので、つい若いマギーに目を付けてセックスしてしまう。当然妊娠発覚ですよ。まぁ、結婚してくれたからいいものを。
ジョンの妻である大学教授のジョーゼットは、仕事一筋のキャリアウーマンだったので、ついでに子供2人の面倒も押し付けてしまう。それでもマギーは、ジョンの子供の面倒も良く見ていたと思うのですが、初めは子供だけ欲しかったのであって、そこへ夫と先妻の子供2人まで押し付けられるとは思ってもみなかったわけで。
ですが、3年後にマギーはジョンの妻と仲良くなり交流を持つようになり、話している内に、彼女が今でもジョンを愛していることに気づくのですね。そこで、マギーは“夫を前妻のもとに返す”という計画を立てるのです。何だか、生々しい女の本音が浮かび上がってきて、マギーって結婚に向いてないと思う。
しかしですよ、マギーの計画で前妻の学会へ紛れ込むジョンが、偶然出会ったかのように演じるジョーゼット。ジョンを失ってから愛していることが分かり、ジョンに接近するジョーゼットの女心が見えて、恋する女は綺麗に色っぽくなるってこと。だからこれも有りかと。
吹雪の中2人が道に迷って山小屋に泊まり、一緒にベッドインしてしまい燃え上ってしまう。ジョンも前の妻と寝てしまい、どうしようか迷ってしまうも、子供のこともありジョーゼットと復縁しようかと思い込んでしまう。
ところが、マギーの計略だということがバレてしまい、怒ったジョンが部屋を出て行くのだが、結局は元の妻ジョーゼットのところへと戻っていく。
それぞれ何処か欠けているけれど、愛すべきキャラクターを親密感たっぷりに演じていて、一つだけではない幸せの形が浮かび上がって来るのが良かったです。
ところで、マギーは自分の娘がジョンにあまり似ていないことに気が付いていない。それがラストで、娘は数学大好き男の精子を貰ったのが本当の父親であることに、後で気づくのですね。最後は目出度しで、そのピクルス数学オタクの男と結婚するのかもですね。
見どころの一つに、マンハッタンのワシントン・スクエア・パークや、ニュースクール大学、ブルックリンのブロスペクトパークなど、ロケ地となっているNYの街並みがもうひとりの主人公でもありますから。それに、マギーが着こなすトラッドをベースにスパイスを効かせたファッションと温かみのあるインテリアからも、ニューヨーカーのライフスタイルが伝わってくるのも良かった。
2017年劇場鑑賞作品・・・17映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング/
<感想>結婚はしたくないけれども子供が欲しいと思っているマギーが、小説家志望で既婚者のジョンと恋に落ちる。といえば昨年日本中を賑わしたあの不倫騒動ですよ。仕事ばかりの妻に不満を持つジョンは離婚をしてマギーと結婚することに。男って勝手ですよね、構ってくれない妻に飽きてしまい、若い女と浮気するって。
しかしですよ、マギーはその前に子供が欲しくて、友達付き合いのピクルス製造の男に、「子供が欲しいので精子を提供してくれないか」と頼んで、ちゃっかりと排卵日に彼の子種を仕込んでいたのですね。
その男は、マギーのことが好きなのにね、気づいていない。ちなみにその精子提供者は、3月14日公開「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」に出演のビル・ヘイダーです。
そこへ、たまたまジョンという中年のマギー好みのいい男が現れて、恋に落ちたわけなの。だから、すでにマギーは妊娠をしていたわけなんですよ。でも、ジョンは妻がかまってくれないので、つい若いマギーに目を付けてセックスしてしまう。当然妊娠発覚ですよ。まぁ、結婚してくれたからいいものを。
ジョンの妻である大学教授のジョーゼットは、仕事一筋のキャリアウーマンだったので、ついでに子供2人の面倒も押し付けてしまう。それでもマギーは、ジョンの子供の面倒も良く見ていたと思うのですが、初めは子供だけ欲しかったのであって、そこへ夫と先妻の子供2人まで押し付けられるとは思ってもみなかったわけで。
ですが、3年後にマギーはジョンの妻と仲良くなり交流を持つようになり、話している内に、彼女が今でもジョンを愛していることに気づくのですね。そこで、マギーは“夫を前妻のもとに返す”という計画を立てるのです。何だか、生々しい女の本音が浮かび上がってきて、マギーって結婚に向いてないと思う。
しかしですよ、マギーの計画で前妻の学会へ紛れ込むジョンが、偶然出会ったかのように演じるジョーゼット。ジョンを失ってから愛していることが分かり、ジョンに接近するジョーゼットの女心が見えて、恋する女は綺麗に色っぽくなるってこと。だからこれも有りかと。
吹雪の中2人が道に迷って山小屋に泊まり、一緒にベッドインしてしまい燃え上ってしまう。ジョンも前の妻と寝てしまい、どうしようか迷ってしまうも、子供のこともありジョーゼットと復縁しようかと思い込んでしまう。
ところが、マギーの計略だということがバレてしまい、怒ったジョンが部屋を出て行くのだが、結局は元の妻ジョーゼットのところへと戻っていく。
それぞれ何処か欠けているけれど、愛すべきキャラクターを親密感たっぷりに演じていて、一つだけではない幸せの形が浮かび上がって来るのが良かったです。
ところで、マギーは自分の娘がジョンにあまり似ていないことに気が付いていない。それがラストで、娘は数学大好き男の精子を貰ったのが本当の父親であることに、後で気づくのですね。最後は目出度しで、そのピクルス数学オタクの男と結婚するのかもですね。
見どころの一つに、マンハッタンのワシントン・スクエア・パークや、ニュースクール大学、ブルックリンのブロスペクトパークなど、ロケ地となっているNYの街並みがもうひとりの主人公でもありますから。それに、マギーが着こなすトラッドをベースにスパイスを効かせたファッションと温かみのあるインテリアからも、ニューヨーカーのライフスタイルが伝わってくるのも良かった。
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