数々のヒット曲を放つものの29歳で夭逝したカントリーシンガー、ハンク・ウィリアムスの伝記ドラマ。天才シンガーとして活躍した彼の功績や、その裏側にあった家族とのすれ違いなどを見つめる。監督は『ロボコップ』などでプロデューサーとして活躍してきたマーク・エイブラハム。『ハイ・ライズ』などのトム・ヒドルストン、『キャプテン・アメリカ』シリーズなどのエリザベス・オルセンらが出演。ハンクの波瀾(はらん)万丈な半生に加え、彼にふんしたトムが聴かせる歌声にも圧倒される。
あらすじ:1944年、アメリカのアラバマ州。オードリー(エリザベス・オルセン)と結婚して幸せな日々を過ごし、カントリーシンガーとしても成功を収めていたハンク・ウィリアムス(トム・ヒドルストン)。公私ともに順風満帆に見える彼だったが、オードリーもシンガーの夢を抱えていたことから家庭内に不穏な空気が流れる。やがて子供に恵まれたのを機に再び支え合う二人だが、ハンクがスターとして活躍するほどにオードリーとの溝が大きくなっていく。その苦しみから逃げようと、彼は酒に溺れ、ほかの女性と関係を持つようになる。
<感想>本作は、アメリカのカントリー音楽史にその名を刻む伝説的シンガーのハンク・ウィリアムスの生きざまを描く伝記映画。メジャーデビューからわずか6年後に、29歳の若さで亡くなった伝説的なシンガーの光と影を映し出している。ハンクに扮したイギリスの俳優、トム・ヒドルストンが、情感豊かな歌声を披露するのも嬉しいですね。
恥ずかしながら、カントリー歌手のハンク・ウィリアムスの名前は知らなかった。でも、歌は聞いていると何処かで耳にした曲であることは確かであります。
注:1923年に生まれたハンクは、二分脊椎症(脊髄が脊椎の外に出て癒着や損傷することで起こる神経障害)を抱えながら貧困生活を送り、1947年にカントリー歌手としてメジャーデビュー。たった6年の短い活動期間を経て、1953年に29歳の若さでこの世を去った。
初めは、シンガーソングライターとして頭角を現し、大ヒット曲を次々と世に送り出していた。そして、歌手でもある子持ちのオードリーと出会い結婚をする。オードリーにはエリザベス・オルセンが扮しており、二人で舞台で歌うシーンもありますが、妻のオードリーは歌が下手で、客受けが悪いのだ。
妻は夫の名声を利用して自分も歌を歌いたいとハンクを説得する。マネージャーも大変ですね。それに、ハンクの持病の発作が突然起きることもあり、舞台が中止になることもある。
それに、朝のラジオ番組で歌うシーンもあるものの、生本番なのに遅刻することもある。このラジオ番組は、彼の母親が契約したものらしい。妻のオードリーと母親は、仲が悪く家庭の中で気まずい雰囲気が漂う。
そして、待望の息子が生まれる溺愛するも、ハンクは出張先で浮気をしては、妻のオードリーと喧嘩をして結婚生活は破綻してしまう。息子はオードリーが引き取ることになる。
その後も、女を見れば惚れてしまい結婚をするのだ。その女と付き合っているのに、他の女とも寝てしまい妊娠させてしまう。だが、妊娠させた女とは結婚はせずに、前の女と結婚をする。それも教会で豪華な結婚式までして。
その結婚生活も上手くはいかず、常に母親が傍に住んでいて息子の歌手生活に入り込むのだ。結婚した妻には、自分の身体のことを内緒にしており、常に背中が痛むのに、何でもないと鎮痛剤でごまかして過ごす。結局は、その持病が悪化して、ツアーに行く途中の車の中で心臓発作で亡くなる。
こういう歌手という夢を追う仕事をしている人は、どちらかというと結婚生活では上手くいかずに、何度も離婚しては次の女と暮らしているようで、寂しがりやでもあるのか、独身で独り身はあまりいないようだ。
この映画の見どころは、ハンク・ウィリアムスを演じるトム・ヒドルストンが、猛特訓の末に、劇中のハンクの曲を全てトム自身がこなしたというところです。彼は実にカントリー歌手としては、背の高い細身のイケメン歌手として、本人に似ているようですが、歌も上手くハンクという役柄に徹して良かったです。ですが、やはり主役のトム・ヒドルストンと言うと、「マイティ・ソー」などのアクション俳優としてのイメージがあり、劇場は閑散としていました。
2016年劇場鑑賞作品・・・206映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:1944年、アメリカのアラバマ州。オードリー(エリザベス・オルセン)と結婚して幸せな日々を過ごし、カントリーシンガーとしても成功を収めていたハンク・ウィリアムス(トム・ヒドルストン)。公私ともに順風満帆に見える彼だったが、オードリーもシンガーの夢を抱えていたことから家庭内に不穏な空気が流れる。やがて子供に恵まれたのを機に再び支え合う二人だが、ハンクがスターとして活躍するほどにオードリーとの溝が大きくなっていく。その苦しみから逃げようと、彼は酒に溺れ、ほかの女性と関係を持つようになる。
<感想>本作は、アメリカのカントリー音楽史にその名を刻む伝説的シンガーのハンク・ウィリアムスの生きざまを描く伝記映画。メジャーデビューからわずか6年後に、29歳の若さで亡くなった伝説的なシンガーの光と影を映し出している。ハンクに扮したイギリスの俳優、トム・ヒドルストンが、情感豊かな歌声を披露するのも嬉しいですね。
恥ずかしながら、カントリー歌手のハンク・ウィリアムスの名前は知らなかった。でも、歌は聞いていると何処かで耳にした曲であることは確かであります。
注:1923年に生まれたハンクは、二分脊椎症(脊髄が脊椎の外に出て癒着や損傷することで起こる神経障害)を抱えながら貧困生活を送り、1947年にカントリー歌手としてメジャーデビュー。たった6年の短い活動期間を経て、1953年に29歳の若さでこの世を去った。
初めは、シンガーソングライターとして頭角を現し、大ヒット曲を次々と世に送り出していた。そして、歌手でもある子持ちのオードリーと出会い結婚をする。オードリーにはエリザベス・オルセンが扮しており、二人で舞台で歌うシーンもありますが、妻のオードリーは歌が下手で、客受けが悪いのだ。
妻は夫の名声を利用して自分も歌を歌いたいとハンクを説得する。マネージャーも大変ですね。それに、ハンクの持病の発作が突然起きることもあり、舞台が中止になることもある。
それに、朝のラジオ番組で歌うシーンもあるものの、生本番なのに遅刻することもある。このラジオ番組は、彼の母親が契約したものらしい。妻のオードリーと母親は、仲が悪く家庭の中で気まずい雰囲気が漂う。
そして、待望の息子が生まれる溺愛するも、ハンクは出張先で浮気をしては、妻のオードリーと喧嘩をして結婚生活は破綻してしまう。息子はオードリーが引き取ることになる。
その後も、女を見れば惚れてしまい結婚をするのだ。その女と付き合っているのに、他の女とも寝てしまい妊娠させてしまう。だが、妊娠させた女とは結婚はせずに、前の女と結婚をする。それも教会で豪華な結婚式までして。
その結婚生活も上手くはいかず、常に母親が傍に住んでいて息子の歌手生活に入り込むのだ。結婚した妻には、自分の身体のことを内緒にしており、常に背中が痛むのに、何でもないと鎮痛剤でごまかして過ごす。結局は、その持病が悪化して、ツアーに行く途中の車の中で心臓発作で亡くなる。
こういう歌手という夢を追う仕事をしている人は、どちらかというと結婚生活では上手くいかずに、何度も離婚しては次の女と暮らしているようで、寂しがりやでもあるのか、独身で独り身はあまりいないようだ。
この映画の見どころは、ハンク・ウィリアムスを演じるトム・ヒドルストンが、猛特訓の末に、劇中のハンクの曲を全てトム自身がこなしたというところです。彼は実にカントリー歌手としては、背の高い細身のイケメン歌手として、本人に似ているようですが、歌も上手くハンクという役柄に徹して良かったです。ですが、やはり主役のトム・ヒドルストンと言うと、「マイティ・ソー」などのアクション俳優としてのイメージがあり、劇場は閑散としていました。
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