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キング・オブ・エジプト ★★★

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『ノウイング』などのアレックス・プロヤス監督がメガホンを取り、古代エジプトの王座をめぐる壮絶なバトルを描く冒険アクション。神と人間が共に存在する世界で、王座獲得の命運を左右する“神の眼”を盗み出そうとする泥棒の奮闘を映し出す。『ギヴァー 記憶を注ぐ者』などのブレントン・スウェイツが泥棒を熱演し、ジェラルド・バトラーやジェフリー・ラッシュらが出演。予測不能の展開に胸が高鳴る。
あらすじ:人間と神が共存していた古代エジプトで、人々は天空の神ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)から王座を奪った砂漠の神セト(ジェラルド・バトラー)の圧政に悩まされていた。そんな中、良心ある神々は、暴君セトに反逆を試みる。ある日、セトの神殿の宝物庫に侵入した盗賊ベック(ブレントン・スウェイツ)は、キラキラと光る球体を奪うが……。

<感想>神である国王オシリスは王位を息子の天空の神ホルスにに譲ろうとするも、その席にオシリスの弟で砂漠の神であるセトが兵を率いて現れ、兄のオシリスを殺して王位を奪う。格闘のすえホルスの両眼を奪ってしまう。
エジプトの王座を奪還し圧制を敷く神セトには、「エンド・オブ・キングダム」のジェラルド・バトラーが演じて、悪役に成りきり悪者にヒーローの要素を入れ、人物像に深みができ人間味も加わり、嫌なヤツなんだけどちょっと魅力的で予測不可能な感じだ。とにかく善玉は善玉、悪玉は悪玉と、一つ一つミッションをクリアして、ハッピーエンディングに突進していく。

息子のホルスには、TVドラマのニコライ・コスター=ワルドーが扮しており、叔父のセトに両眼を奪われたが、盗賊のベックが神殿に忍び込みホルスの片目を盗みだしてくれる。神殿に入り、ホルスの片眼を盗む時に、恋人の奴隷になっていたザヤを連れて脱出しようとして、ザヤが弓で射られて死んでしまう。狼狽したペックは盗んだ片眼をホルスのもとへ持参し、引き換えにザヤの命を生き返らせてくれと頼む。

すると、ザヤが死出の旅路を終える前なら生き返らせることが可能だという。そのために、ベックはホルスの王座奪還の手助けをすることになる。ホルスは、オシリスの父である太陽の神ラー(ジェフリー・ラッシュ)の元に赴き、“創造の水”を手に入れ、次は扉のない動くピラミッドに入って、セトの炎を消さなければならない。
ホルスとベックは、知恵の神トトを訪ね、何とか協力を得ることに成功。スフィンクスの謎を解くが、セトの守りは強力だった。セトは混沌の化身である死者の国に住む大蛇アピボスを使って世界を意のままにしようとしている。それを阻もうとするホルスを倒すために、次々に刺客を送るセト。
獣面の神ムネピス、巨大な蛇を操る二人組の戦争の女神アスタルテとアナト。ベックとホルスは愛と音楽と酒の女神で、かつてはホルスの恋人だったが、今はセトの愛人になっているハトホルの、秘かな協力を得て刺客たちを撃退していくのだ。
いよいよ、アポピスを操るセトとホルスの最後の対決が始まる。ザヤの冥界への死出の旅路も終わりに近づいているし、果たしてホルスは叔父のセトを倒して、エジプトの地に平和をもたらすことができるのだろうか。また、ベックの恋人ザヤは、無事に冥界から生者の国に戻ることができるのだろうか。

感想としては、舞台はエジプトであり、観ていて「ハムナプトラ」のような感じがした。それに、神話というとギリシャですよね。ですが、古代エジプトの神話には、1000を超える神々が存在していたそうです。この映画にも登場する天空の神ホルス、砂漠の神セト、太陽の神ラーなどが代表的な神だが、エジプトの神話自体が長い歴史の中で変容を繰り返してきているため、その他の神々は神話の語られた時期により変わっていることも多い。

神々が人間よりも大きいのは、この映画独自の表現であり、猛牛軍団を率いる牛怪人ネヴィス、巨大カブトムシ、マンモス、巨大コブラ怪獣、スフィンクス、冥界神怪人アヌビスなど、動物や爬虫類、虫のような形態で描かれていることもある。人間の身体には血液が流れているが、神の体内には黄金が流れているというのだ。
だが、実在したエジプト王朝がどうのとか、史実前提で観ようとすると可笑しな結果になるのだ。これは、マーベルやDCコミックスのキャラクターものとして楽しめばいいのだろう。あり得ない設定と古代文明都市で、エジプトの話なのに、主要な役に白人のスターたちしか起用していないということに、目くじらたてることもないと思う。ですが、、ココという頭脳明晰の神には黒人俳優が扮していた。

怪獣やロボットが出てきて、ホルスの両眼はダイヤモンドの眼になっていて、これを取られると変身不能になってしまう。そして、悪役のダークヒーローであるセトも、様々な神のいい部分を装着した野獣型パーフェクト・ブラックメタルスーツ姿で、バトルに挑むわけ。これはもう、「スリーハンドレッド」を観ている気分。変身とか解除のタイミングは、日本の仮面ライダーと同じってことは、何度でも戦えるってことなの。
それに、戦争の女神アスタルテとアナトが操るかっこいいコブラ型怪獣との一騎打ちでは、変身前でもって残念な結果に。人間のベックの活躍が凄かった。そして、オール神々大集合に加えて、猛牛軍団を率いる牛怪人ネヴィス、巨大カブトムシ、マンモス、巨大コブラ怪獣、スフィンクス、冥界神怪人アヌビスなど、動物や爬虫類、虫のような形態が参戦するバトル映画ではね、まぁ、かなりの迫力とアクションも観れるので、怪獣映画がお好きな人には満足できるでしょう。
それでも、オシリスの父である太陽の神ラー(ジェフリー・ラッシュ)の存在感は良かった。セトに殺されるも、しかし、神様は永久不滅なのでは?・・・宇宙を浮遊していたしね。最後には、ベックとザヤのラブストーリーになっている。
2016年劇場鑑賞作品・・・187映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング

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