EXILEや三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE らが所属するLDHと日本テレビがタッグを組み、ドラマやライブツアーなどが連動するプロジェクトの映画版。2015年10月からシーズン1、16年4月からシーズン2が放送されたテレビドラマ「HiGH&LOW THE STORY OF S.W.O.R.D.」の劇場版。
あらすじ:「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームがしのぎを削り、各チームの頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれる荒廃した危険な街。5つのチームが台頭する以前、一帯は伝説のチーム「ムゲン」によって支配されていた。そんなムゲンと、彼らに屈しない雨宮兄弟が激突し、ムゲンは解散してしまうが……。
<感想>テレビ版をたまに見ていて、映画化されたというので鑑賞した。EXILE のAKIRAやTAKAHIROなど EXILE TRIBE のメンバーが出演するほか、最近めきめきと売り出した若手俳優の窪田正孝、林遣都、山田裕貴らが熱いドラマを盛り上げる。
とにかく「クローズZERO 」シリーズ、「クローズEXPLODE」(13)とか「ホットロード」とか、学園バトル・アクションもので、若者が力を持て余してタイマンで殴り合いをする展開が続くのを見ていて、それはそれでいいかなぁと思っていた。
しかし、結構歳いっている大人の男が、若者たちとバカ騒ぎをしてケガをして病院おくりになる。つまりは、自分たちの縄張り争いであり、それをヤクザがその縄張りに目をつけてカジノやら遊技場を作ろうとして、その土地を奪い取るという計画。
陰には、ヤクザのあくどい連中やら中国マフィア、韓国マフィアが絡んできて、行き場のない若者が暮らしてきた土地を奪い取ろうとするわけ。まだ、抗争には拳銃とか機関銃にライフル、ロケットランチャーなどの殺傷能力のある武器が使用されていないのがいい。そんなの使われてたら、人間なんてあっと言う間に屑同然に道端に転がってしまう。
しかし、その抗争の中でのEXILEや三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの歌が流れてくるのが見せ場というかこの映画の売りなのだから。それなくしての、物語の展開は途中で眠くなるほどつまんない。
ですが私が一番ほれ込んだのが、特に「ホットロード」で能年玲奈ちゃんの恋人役、春山を演じた彼は三代目 J Soul Brothers のボーカリストとして、グループを引っ張る“登坂広臣”の存在感が半端なかった。ここでは、雨宮弟を演じていたが、とにかく目立っていてかっこいい。
雨宮兄弟の存在が鮮烈に私の脳裏に焼き付けられる。ムゲンとの圧巻の戦闘シーンの場面、雨宮雅貴(TAKAHIRO)と雨宮広斗(登坂広臣)の二人が、その鮮やかな蹴り技、拳さばきで100人を超えるムゲンのやつらを次々となぎ倒して行く様は、「HiGH&LOW」の数ある戦闘シーンの中でも強烈なインパクトをもたらしていると思う。その兄弟に、一番上の兄貴が最も強いと言っていたのだが、まさか斎藤工が出てくる最後が気になりますよね。
映画としては、ムゲンというこの物語の舞台となる地区一帯をかつて支配していた伝説のチーム。ムゲンの解散をきっかけに、その地区は「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」
「達磨一家」という5つのチームがしのぎを削り、各チームの頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれる荒廃した危険な街。
その一つである「山王連合会」を率いるコブラ(岩田剛典)とヤマト(鈴木伸之)は、もともとムゲンに所属していた。
だが、元ムゲンのトップの琥珀(AKIRA)と龍也(井浦新)の二人が幼い時からの親友同士として、大好きなバイクを走らせて、ただただ自由を求めて生きていたころからムゲンが始まったことを知る。
「この瞬間が永遠に続けばいい」と琥珀、「永遠じゃねえ、無限だよ」と龍也。幼いころ琥珀が虐められているところを龍也に助けられ、居場所を得た。そんな龍也が無限に広がる自由を夢見ながら語った言葉を、琥珀は胸に刻み込んだに違いない。そんな青臭いくらいに純粋な男同士の絆から始まった物語が、このあくなき闘いのドラマになっているわけ。
ムゲンは暴力を目的として集まっているチームではない。とはいえ、因縁をつけてくる相手や服従させようと近づいてくる相手と闘うことは厭わないのだ。琥珀の盟友となる九十九(青柳翔)にしても、もともとはムゲンに対して牙を剥いて来た孤独な不良であり、闘いを通してお互いを理解して仲間となったのだ。その二人が、互いに憎しみ合い殴り合い蹴りあって喧嘩する。どちらも引くことを譲らないから、決着がつかないのだ。
そんな中に、無名街のリーダーであるスモーキーという、窪田正孝君が青白い顔して、血反吐を吐き、バルクールを駆使したアクションに驚き、完璧なクールさで見せつける。
龍也が九龍グループの車に轢かれて死んだその時から、琥珀の復讐が始まる。九龍グループ、家村会。「SWORD地区」の各チームとは異なり。九龍グループはその外側から地域全体の支配を目論む組織である。この組織は、かつてムゲンに敗れた日向会とは異なり、「SWORD地区」全体を深刻な危機に陥れていく。
男と男の戦い、ぼろぼろの血まみれの体になりながらも、何故に戦う意味があるのか?・・・それは、家のない孤児たちの住処を守るために。絆を深めて友情を深めて戦う真剣勝負の殴り合いなのだ。
琥珀が何やら一人で、龍也の仇をとろうと復讐を目論むのだが、仲間を見捨てて、自分一人で死ぬ気を覚悟で九龍グループ、家村会のバックボーンである、韓国マフィア、中国マフィアたちとあくなき闘いは、見ていてどうなることやら。
闘いには、やはり勝たなくてはダメなわけで、人数か腕力か、はたまた拳銃、ドンパチを使っての殺し合いか、なんて考えるとこれは「EXILE TRIBE」の映画ではなくなってしまう。
ラストにSWORDチームが揃って一丸となって、殴りあって、決着がつくまで殴り合って、高校生じゃあるまいし、いい加減にしろよ。といいたくなる。
一応「SWORDチーム」の勝利ということで終わりなんですが、雨宮兄弟の長男の斎藤工が出てくれば、続編ありきということでしょうね。
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あらすじ:「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームがしのぎを削り、各チームの頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれる荒廃した危険な街。5つのチームが台頭する以前、一帯は伝説のチーム「ムゲン」によって支配されていた。そんなムゲンと、彼らに屈しない雨宮兄弟が激突し、ムゲンは解散してしまうが……。
<感想>テレビ版をたまに見ていて、映画化されたというので鑑賞した。EXILE のAKIRAやTAKAHIROなど EXILE TRIBE のメンバーが出演するほか、最近めきめきと売り出した若手俳優の窪田正孝、林遣都、山田裕貴らが熱いドラマを盛り上げる。
とにかく「クローズZERO 」シリーズ、「クローズEXPLODE」(13)とか「ホットロード」とか、学園バトル・アクションもので、若者が力を持て余してタイマンで殴り合いをする展開が続くのを見ていて、それはそれでいいかなぁと思っていた。
しかし、結構歳いっている大人の男が、若者たちとバカ騒ぎをしてケガをして病院おくりになる。つまりは、自分たちの縄張り争いであり、それをヤクザがその縄張りに目をつけてカジノやら遊技場を作ろうとして、その土地を奪い取るという計画。
陰には、ヤクザのあくどい連中やら中国マフィア、韓国マフィアが絡んできて、行き場のない若者が暮らしてきた土地を奪い取ろうとするわけ。まだ、抗争には拳銃とか機関銃にライフル、ロケットランチャーなどの殺傷能力のある武器が使用されていないのがいい。そんなの使われてたら、人間なんてあっと言う間に屑同然に道端に転がってしまう。
しかし、その抗争の中でのEXILEや三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの歌が流れてくるのが見せ場というかこの映画の売りなのだから。それなくしての、物語の展開は途中で眠くなるほどつまんない。
ですが私が一番ほれ込んだのが、特に「ホットロード」で能年玲奈ちゃんの恋人役、春山を演じた彼は三代目 J Soul Brothers のボーカリストとして、グループを引っ張る“登坂広臣”の存在感が半端なかった。ここでは、雨宮弟を演じていたが、とにかく目立っていてかっこいい。
雨宮兄弟の存在が鮮烈に私の脳裏に焼き付けられる。ムゲンとの圧巻の戦闘シーンの場面、雨宮雅貴(TAKAHIRO)と雨宮広斗(登坂広臣)の二人が、その鮮やかな蹴り技、拳さばきで100人を超えるムゲンのやつらを次々となぎ倒して行く様は、「HiGH&LOW」の数ある戦闘シーンの中でも強烈なインパクトをもたらしていると思う。その兄弟に、一番上の兄貴が最も強いと言っていたのだが、まさか斎藤工が出てくる最後が気になりますよね。
映画としては、ムゲンというこの物語の舞台となる地区一帯をかつて支配していた伝説のチーム。ムゲンの解散をきっかけに、その地区は「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」
「達磨一家」という5つのチームがしのぎを削り、各チームの頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれる荒廃した危険な街。
その一つである「山王連合会」を率いるコブラ(岩田剛典)とヤマト(鈴木伸之)は、もともとムゲンに所属していた。
だが、元ムゲンのトップの琥珀(AKIRA)と龍也(井浦新)の二人が幼い時からの親友同士として、大好きなバイクを走らせて、ただただ自由を求めて生きていたころからムゲンが始まったことを知る。
「この瞬間が永遠に続けばいい」と琥珀、「永遠じゃねえ、無限だよ」と龍也。幼いころ琥珀が虐められているところを龍也に助けられ、居場所を得た。そんな龍也が無限に広がる自由を夢見ながら語った言葉を、琥珀は胸に刻み込んだに違いない。そんな青臭いくらいに純粋な男同士の絆から始まった物語が、このあくなき闘いのドラマになっているわけ。
ムゲンは暴力を目的として集まっているチームではない。とはいえ、因縁をつけてくる相手や服従させようと近づいてくる相手と闘うことは厭わないのだ。琥珀の盟友となる九十九(青柳翔)にしても、もともとはムゲンに対して牙を剥いて来た孤独な不良であり、闘いを通してお互いを理解して仲間となったのだ。その二人が、互いに憎しみ合い殴り合い蹴りあって喧嘩する。どちらも引くことを譲らないから、決着がつかないのだ。
そんな中に、無名街のリーダーであるスモーキーという、窪田正孝君が青白い顔して、血反吐を吐き、バルクールを駆使したアクションに驚き、完璧なクールさで見せつける。
龍也が九龍グループの車に轢かれて死んだその時から、琥珀の復讐が始まる。九龍グループ、家村会。「SWORD地区」の各チームとは異なり。九龍グループはその外側から地域全体の支配を目論む組織である。この組織は、かつてムゲンに敗れた日向会とは異なり、「SWORD地区」全体を深刻な危機に陥れていく。
男と男の戦い、ぼろぼろの血まみれの体になりながらも、何故に戦う意味があるのか?・・・それは、家のない孤児たちの住処を守るために。絆を深めて友情を深めて戦う真剣勝負の殴り合いなのだ。
琥珀が何やら一人で、龍也の仇をとろうと復讐を目論むのだが、仲間を見捨てて、自分一人で死ぬ気を覚悟で九龍グループ、家村会のバックボーンである、韓国マフィア、中国マフィアたちとあくなき闘いは、見ていてどうなることやら。
闘いには、やはり勝たなくてはダメなわけで、人数か腕力か、はたまた拳銃、ドンパチを使っての殺し合いか、なんて考えるとこれは「EXILE TRIBE」の映画ではなくなってしまう。
ラストにSWORDチームが揃って一丸となって、殴りあって、決着がつくまで殴り合って、高校生じゃあるまいし、いい加減にしろよ。といいたくなる。
一応「SWORDチーム」の勝利ということで終わりなんですが、雨宮兄弟の長男の斎藤工が出てくれば、続編ありきということでしょうね。
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