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植物図鑑 運命の恋、ひろいました ★★★

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「図書館戦争」シリーズなどで知られるベストセラー作家・有川浩の人気恋愛小説を映画化。全てが思うようにならないOLが家の前で倒れていた青年と出会い、成り行きで風変わりな同居生活を続けるうちに心を通わせていくさまを描く。監督は『トリハダ』シリーズ「のぞきめ」などの三木康一郎、脚本を有川による原作の『レインツリーの国』などの渡辺千穂が担当。主演は、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE の岩田剛典と『バンクーバーの朝日』などの高畑充希が務め、胸がときめくラブストーリーを繰り広げる。
あらすじ:仕事もプライベートも行き詰まっているOLさやか(高畑充希)が帰宅すると、マンションの前で倒れている男・樹(岩田剛典)を見つけ、自室に招き入れてしまう。翌朝、目覚めたさやかは朝食を準備している樹の姿を見て驚くが、朝食の美味しさに思わず同居を提案してしまう。こうして樹に料理と家事をやってもらい、半年という期限付きの同居生活をスタートさせたさやか。樹は植物にやたら詳しくて、週末にはさやかを連れて近所の川原や土手で“野草狩り”をしては、それらを使った美味しい料理を次々と作ってくれるのだった。そんな驚きに満ちた日々を送るうち、樹に対して単なる同居人以上の感情を抱き始めるさやかだったが…。
部屋に居つくことになった樹は料理上手で、家事全般を担当することを条件に奇妙な同居生活が始まる。草花に詳しく野草を使った料理を作ってくれる彼との日々は楽しく、さやかは次第に惹(ひ)かれていくが……。

<感想>謎に包まれた偶然の出会いからイケメン青年と普通の女性が期限つきで繰り広げるピュアな恋愛ドラマ。こんな話はあり得ないでしょう。といった妄想女子の物語だと思えば、妄想を膨らませていく過程も悪くはない。でも、夢から覚めたらどん底に落ちてしまうのだ。
でも、とても甘くて素敵な恋愛映画でした。捨て犬のように、お腹を空かせていきなり「拾ってくれませんか」なんていうイケメン男子が道端にいるか?・・・。

でも、物語の展開が、この捨て犬状態だった彼が、料理上手で弁当まで作ってくれて、家事全般をこなしてくれる男子ってそうはいないですからね。やっぱり夢物語といっていいでしょう。
いつも家事はずぼらでコンビニ弁当で済ませているさやかに、急にお昼のお弁当持っていくのが、会社の男子から好意の目線で見られてしまう。それに、樹と同居しているから、だんだんと魅力的に輝く女に変身していくさやか。女子にも、何故に昼弁当作って持ってくるのかが理解できない。まさか、料理上手な男子の同居人がいるとは思ってない。

だから、会社の男子は平凡なさやかに目もくれなかったのに、昼弁当を持っていくようになると、メガネの社員がアプローチしてくる。やっぱ、男子は胃袋を掴まないとダメみたい。手料理の上手な女は、奥さん候補1位ですからね。

2月から8月のさやかの誕生日の日まで居候させてくれというのだ。それに、休日はきっと昼まで寝ていて、コンビニからビールを買い酒のつまみと弁当で、テレビを見て過ごす女だったようだ。ヒロイン役の高畑充希さん、演技がうまいので相手役の岩田剛典くんの棒読みセリフでも、違和感なく思えて仲良く2人で暮らしている”夢のような生活”が羨ましかったです。

それが、彼が同居してからは、早起きして自転車で河原までいき、自然にはえている野草を積み、花冠を作って頭にのせてくれる。家へ帰ってその野草で夕飯を作ってくれるし、残りで昼弁当まで作ってくれるのだから。
さやかのアパートの庭は雑草で雑然としているのを、樹が草むしりをしてくれ美しく変身させてくれた。庭にはえている蔦の「屁臭カズラ」が嫌いなさやかに、「雑草という名前の草はない」なんて能書きいうし。
もし、本当にこういう男子が目の前に現れたら、少しは危険を感じて断るよね。まぁ、誕生日には手製のケーキまで作ってくれて、植物図鑑をプレゼントしてくれた。

そんな彼もコンビニでアルバイトをするのだが、素敵な花柄のハンカチを持っていて、さやかがヤキモチを焼いてしまう。樹の働いているコンビニまで行って、綺麗な女性と話しをしているのを見て、彼女だと勘違いしてしまう。
それに、後で分かるのですが、樹は華道家の御曹司であり、家を継ぐのが嫌で飛び出してきたらしい。それで、ちょうどさやかの目の前に現れたというわけ。樹の父親とか、さやかの母親に会社の上司と女子社員とか、あまり目立たなくて特別に評価するには至らない。
一応、半年という契約だったから、8月が近づくとさやかは恋心を抱くようになり、もやもや状態になり、男女の関係まで接近してしまう。体の関係までいって、別れるというのはとても辛いものだ。
ラブロマンスものって、最近は壁ドンとか顎クイなんて、女子をワクワクさせてくれる男子もいるが、この樹はそういうことしないで、手料理と優しい言葉で話しかけてくるのが最高なんだよね。
ラストのFlowerの「優しさであふれるように」が耳に残って、映画にマッチしていて良かった。

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