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オオカミ少女と黒王子 ★★

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「別冊マーガレット」で連載され、テレビアニメ化もされた八田鮎子による人気コミックを実写映画化。恋愛経験もないのに恋人がいると周囲にうそをついた女子高生が、学園一のイケメン同級生に恋人のフリをしてもらう代わりに、彼の下僕になることを命じられたことから始まる関係を描く。見栄っ張りなヒロインには『ヒミズ』などの二階堂ふみ、優しげな外見とは真逆の男子を『ヒロイン失格』などの山崎賢人が演じる。『娚の一生』などの廣木隆一がメガホンを取る。
あらすじ:見栄っ張りな女子高生・篠原エリカ(二階堂ふみ)は、付き合ったことがないのに彼氏との恋愛話を語っていた。友人に疑われた彼女は街で見つけたかっこいい男子を自分の彼氏だと偽るが、彼は同じ高校の佐田恭也(山崎賢人)だった。事情を打ち明け彼氏役を引き受けてもらうが、学校で王子と騒がれる恭也の本性は、Sっ気が強く性格は悪かった。さらに彼氏役の代償として、エリカは彼の“犬”になることを命じられ……。

<感想>主人公篠原エリカに二階堂ふみが高校1年生役で熱演しているのだ。1994年生まれだから、22歳なのにまだまだ女子高生役を演じても可愛いのだ。最近の彼女は、どちらかというと「蜜のあわれ」とか「この国の空」といった少女というよりも大人の色気のある女を演じているのですから。

コミックを実写映画化なので、原作はもち読んでませんが、モテない女子高生の役どころなのだが、勝手にイケメン男子の盗撮をして、みんなに自分の彼氏だと自慢するのは良くないね。エリカの親友に門脇麦が扮しているが、双子の弟が可愛いし、彼女の恋愛話はナシで、少しもったいない出番ですから。もう一人、佐田恭也の姉で菜々緒が颯爽としていていい。

彼氏が怒るのも分かるし、その彼がドSで、エリカがウソつきのオオカミ女って設定。ですが、実は付き合っていくうちに本当に好きになっちゃうとは、これもよくある話ですから。ええっと、これは「黒崎くんの言いなりになんてならない」のパクリではないかと思うのですがね。

相手の山崎賢人くんは、1994年生まれで同い年の22歳ですから、彼が風邪をひいて学校休んでいるのを知り、マンションまで行って熱があるので頭を冷やしてあげたり、“具だくさんおかゆ”を作ってあげる女らしさも、いい塩梅に恋の行方がうまくいくのが分かってしまう。

エリカを好きなクラスで秀才の日下部くん、メガネを外すと意外とイケメンなのだ。一緒にヤキソバコロッケ・パンを食べる2人、「僕だったらエリカちゃんのこと泣かせたりしないよ」と、優しい日下部くん。彼はいつも後ろでエリカのことを見守っているのよね。でも、エリカには佐田恭也のことが大好きなんだもんね。
最後に彼とは偽装カップルであることを友達に打ち明けるのですが、みんなにバカ死ね、見栄っ張り女とか、マジキモイ、ウソつき女、ラインで虐められるし。

それでも、恭也とエリカの二人は、神戸研修旅行に行くのだが、一人ぼっちのエリカが、諏訪神社、諏訪山稲荷神社へと、そして、ビーナスブリッジを走り諏訪山公園の中にあるビーナステラスで、愛のカギ「恋が成就しますように」とハートマークの南京錠をかけて願うエリカ。
でも、恭也から貰った黄色いカメのキーホルダーがリユックに付いてないのだ。何処かで落としたらしい。必死に後戻りをして探しに走るエリカ。ゴミ袋の中を探すも無い、無いのだ。するとゴミ袋の下にその幸運の黄色いカメが見つかった。そこへ、恭也も駆けつけて来てくれ、エリカの頭の中は大好きな恭也くんのことでいっぱいなのだ。
恭也くんが、エリカに犬の首輪じゃなくて本物のネックレスを首につけてやるシーン。「私のことどう思ているの」「スキだと言ってくれないと分かんない」「うるせー口だな」と言いながら、エリカにキスをするのだ。恭也くんは黒王子ではなく、白馬に乗った王子様だったのですね。
二人がお互いに本気で好きだという告白をするのですからね。これはもうキスをするしかない。少女漫画が原作らしいハッピーエンドの物語で、ちょっとお子様向きかもです。それに、バックミュージックが、作品に合ってないと思った。エリカが口ずさむ歌も、何だか音が外れて音痴のように聞こえた。

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