人気漫画家・福満しげゆきの「生活【完全版】」を実写化したアクションコメディー。ひょんなことから町の小悪人たちを撃退する自警団を結成した青年が、さまざまな戦いを経て成長していく。メガホンを取るのは、『花宵道中』などの豊島圭介。『GONIN サーガ』などの東出昌大、テレビドラマ「デスノート」などの窪田正孝、『近キョリ恋愛』などの小松菜奈、ベテラン片岡鶴太郎らが顔をそろえる。彼らが繰り出す体を張った見せ場の数々に注目。
あらすじ:会社をリストラされてしまい、コンビニのバイトで生計を立てている中津(東出昌大)。ある日、彼は驚異的身体能力を持つニートの土志田(窪田正孝)、圧倒的な情報収集力を誇る女子高生カオリ(小松菜奈)、両腕に忍ばせたハンマーを自在に操る定年が近い会社員・日下(片岡鶴太郎)と出会い、それぞれの能力を生かした自警団を結成する。その活躍を住民から賛同され、彼らは自警団を警備会社へと拡大。しかし、メンバーとして新たに迎え入れた者たちの一部の振る舞いによって、秩序が乱れ……。
<感想>この作品も原作が漫画なんですね。見てませんでしたが、それなりにハリウッド映画の「スーパー!」をパクったような感じがするような。弱者がヒーローになり、強者になって悪者になる。そりゃそうだろうなんて客観視するしかない物語なのだ。
「この街の正義は俺たちが守る!・・・なんて、世直しヒーロー集団であり、ヘタレな妄想ニートのフリーター中津に、東出昌大がなり背が高いのでそれなりに見えましたが、なにせヘタレなもんで金属バットで殴りつけるだけの、やったフリしている、ただの妄想癖の男なのだ。
そして、女性のパンツ・ドロボーのトシダに窪田正孝が扮しており、中津が見つけて自警団に仲間入りし、赤い毛糸帽子を被って、それはもうワイヤーアクションでカッコいいしで決めまくってました。
中年サラリーマンの日下に扮した片岡鶴太郎は、両手に金槌を隠して持っており、それを武器に戦うのだが、若者に囲まれると頑張るけどヘタレでダメなのが欠点。
そこへ、紅一点のJK情報屋カオリに小松菜奈ちゃんが、メガネをかけた女子高生役で、足がスラリとして美人で文句ないのだ。暴走族に向かって「ママのおっぱいでも吸ってろ!」なんて啖呵を切る場面なんかスッキリしますよ。
主人公が中津の東出昌大なんだろうけども、やっぱりニートの土志田を演じた窪田正孝くんのキレキレのアクションと鉄のヨーヨーを放つ瞬間のキメポーズが最高なんですね。
こんなイケメン俳優と美少女の小松菜奈ちゃんに、片岡鶴太郎オジサンの集まりという配役にギャップがあるようですね。自警団がゴロツキと化す展開もちょっとね、好きになれない。警察は何をしているんだろうか?・・・。
見て見ぬふり。触らぬ神に祟りなし、ってね、普通なら一般庶民が困っていることに目をつむっている民間人。世間で迷惑行為をする連中を、その時は放っといで、あとでこっそりと制裁を加えている自称、自警団の面々もたたけば埃のでる身体なのだ。
捕まえた悪者たちを吊るして、名付けて、「つるし魔」と言う、世の中のためって言っているけど、吊るすの好きなんですね。だから、真面目で、パロディーのような演出にも気が引けてくるし、最後までこの連中はもつのかなぁ、なんて思ってしまう。
だから、ハリウッドの「キック・アス」より「スーパー!」に近い、小さな街の日常系のお手製のヒーローもんだが、主人公の日常生活もあまり見えてこないのが難点。荒廃とした街も、主人公が働くコンビニのレジから見える程度しか提示されていないので、やっぱし妄想ばかりが肥大化するというコンセプトじゃないと、観客には受けないようだ。
このヒーローたちを会社化する設定は、面白いものの急に飛躍し始め、ピンクのジャンパーを着た若者たちが大勢自警団として街をパトロールして、何故か主人公だけがそこから外れてしまい、周囲も急に冷たくなるのもね。
それと、黄色の雨合羽を着たもの凄く強い男が、自警団の人たちを襲ってくるのが恐怖です。この黄色レンコートの男は、会社化した船越英一郎が雇っている殺し屋で、初めにやっていた自警団の4人を襲って殺すように命令している。
中でも鶴太郎が金槌を振り回し暴れるところが、ハツラツとしていいが、最後が黄色レンコート男にやられてしまうのも、それと、若者たちの頭を金槌で殴れば普通は死ぬだろうに、それもなしで復帰する若者たちにはゲンナリした。
悪役の船越英一郎が、自警団を利用して「ともしび」という警備保障会社を設立して、金儲けをする親父の役どころ。中津の東出昌大を捕まえて、「浣腸注射をするゾ!」って、変態ですから。
社長秘書として働く女子高生カオリの小松菜奈ちゃん。そんな悪ジジイの股間を蹴りあげる小松菜奈ちゃんにスカットしました。それに、大阪のおばちゃんみたいな感じで、しずちゃんがマジ、統合失調症みたいな感じで襲ってくる顔が恐ろしかったです。
それと、雨の決闘シーンも西部劇のようで中々情感たっぷりでいいんだけど、劇場版としての映画としては物足りなさがあり、満足感がなかったですね。
2016年劇場鑑賞作品・・・93映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:会社をリストラされてしまい、コンビニのバイトで生計を立てている中津(東出昌大)。ある日、彼は驚異的身体能力を持つニートの土志田(窪田正孝)、圧倒的な情報収集力を誇る女子高生カオリ(小松菜奈)、両腕に忍ばせたハンマーを自在に操る定年が近い会社員・日下(片岡鶴太郎)と出会い、それぞれの能力を生かした自警団を結成する。その活躍を住民から賛同され、彼らは自警団を警備会社へと拡大。しかし、メンバーとして新たに迎え入れた者たちの一部の振る舞いによって、秩序が乱れ……。
<感想>この作品も原作が漫画なんですね。見てませんでしたが、それなりにハリウッド映画の「スーパー!」をパクったような感じがするような。弱者がヒーローになり、強者になって悪者になる。そりゃそうだろうなんて客観視するしかない物語なのだ。
「この街の正義は俺たちが守る!・・・なんて、世直しヒーロー集団であり、ヘタレな妄想ニートのフリーター中津に、東出昌大がなり背が高いのでそれなりに見えましたが、なにせヘタレなもんで金属バットで殴りつけるだけの、やったフリしている、ただの妄想癖の男なのだ。
そして、女性のパンツ・ドロボーのトシダに窪田正孝が扮しており、中津が見つけて自警団に仲間入りし、赤い毛糸帽子を被って、それはもうワイヤーアクションでカッコいいしで決めまくってました。
中年サラリーマンの日下に扮した片岡鶴太郎は、両手に金槌を隠して持っており、それを武器に戦うのだが、若者に囲まれると頑張るけどヘタレでダメなのが欠点。
そこへ、紅一点のJK情報屋カオリに小松菜奈ちゃんが、メガネをかけた女子高生役で、足がスラリとして美人で文句ないのだ。暴走族に向かって「ママのおっぱいでも吸ってろ!」なんて啖呵を切る場面なんかスッキリしますよ。
主人公が中津の東出昌大なんだろうけども、やっぱりニートの土志田を演じた窪田正孝くんのキレキレのアクションと鉄のヨーヨーを放つ瞬間のキメポーズが最高なんですね。
こんなイケメン俳優と美少女の小松菜奈ちゃんに、片岡鶴太郎オジサンの集まりという配役にギャップがあるようですね。自警団がゴロツキと化す展開もちょっとね、好きになれない。警察は何をしているんだろうか?・・・。
見て見ぬふり。触らぬ神に祟りなし、ってね、普通なら一般庶民が困っていることに目をつむっている民間人。世間で迷惑行為をする連中を、その時は放っといで、あとでこっそりと制裁を加えている自称、自警団の面々もたたけば埃のでる身体なのだ。
捕まえた悪者たちを吊るして、名付けて、「つるし魔」と言う、世の中のためって言っているけど、吊るすの好きなんですね。だから、真面目で、パロディーのような演出にも気が引けてくるし、最後までこの連中はもつのかなぁ、なんて思ってしまう。
だから、ハリウッドの「キック・アス」より「スーパー!」に近い、小さな街の日常系のお手製のヒーローもんだが、主人公の日常生活もあまり見えてこないのが難点。荒廃とした街も、主人公が働くコンビニのレジから見える程度しか提示されていないので、やっぱし妄想ばかりが肥大化するというコンセプトじゃないと、観客には受けないようだ。
このヒーローたちを会社化する設定は、面白いものの急に飛躍し始め、ピンクのジャンパーを着た若者たちが大勢自警団として街をパトロールして、何故か主人公だけがそこから外れてしまい、周囲も急に冷たくなるのもね。
それと、黄色の雨合羽を着たもの凄く強い男が、自警団の人たちを襲ってくるのが恐怖です。この黄色レンコートの男は、会社化した船越英一郎が雇っている殺し屋で、初めにやっていた自警団の4人を襲って殺すように命令している。
中でも鶴太郎が金槌を振り回し暴れるところが、ハツラツとしていいが、最後が黄色レンコート男にやられてしまうのも、それと、若者たちの頭を金槌で殴れば普通は死ぬだろうに、それもなしで復帰する若者たちにはゲンナリした。
悪役の船越英一郎が、自警団を利用して「ともしび」という警備保障会社を設立して、金儲けをする親父の役どころ。中津の東出昌大を捕まえて、「浣腸注射をするゾ!」って、変態ですから。
社長秘書として働く女子高生カオリの小松菜奈ちゃん。そんな悪ジジイの股間を蹴りあげる小松菜奈ちゃんにスカットしました。それに、大阪のおばちゃんみたいな感じで、しずちゃんがマジ、統合失調症みたいな感じで襲ってくる顔が恐ろしかったです。
それと、雨の決闘シーンも西部劇のようで中々情感たっぷりでいいんだけど、劇場版としての映画としては物足りなさがあり、満足感がなかったですね。
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