2008年製作 アメリカ 109分 日本未公開。
ワインファンの間で語り継がれてきたパリ・テイスティング事件をモチーフに描き、全米でスマッシュヒットを記録したヒューマンドラマ。監督 ランドール・ミラー 「プロフェッサー」
出演はビル・プルマン(父親のジム)、息子のボーには「アンストッパブル」のクリス・パイン、スパリエに「ハリー・ポッター」シリーズのアラン・リックマンほか。
あらすじ:1976年、パリのワイン店でワイン講座を開くスティーヴン・スパリエ(アラン・リックマン)は、フランス、イタリアに続く新たな良質ワインを発掘・紹介しようとカリフォルニア、ナパバレーを訪れた。
そこで出会ったのがシャトー・モンテレーナを経営するジム(ビル・プルマン)。彼は学業半ばでぶらぶらしている息子ボー(クリス・パイン)に手を焼きながらも、最高のシャルドネを作るため日々奮闘していたが、その経営状態は極めて厳しかった。やがて、ナパワインの魅力に魅せられたスパリエは、米仏の代表的ワインを集め、テイスティング大会を行うが・・・。
<感想>ワイン好きの私には、やはりフランスワインが好き。でも、最近は国産の山形県産の高畠ワインにハマっている。それに、朝日町のナイヤガラは絶品ですから。内容は、アラン・リックマンがパリでワインの店を営業しており、そこで1979年に起きた「パリ・テイスティング事件」を基に描かれている。
彼がフランスワインよりも良質のカリフォルニアのワインを発掘しようと、かの有名な映画「サイドウェイ」(05)日本版「サイドウェイ」でも紹介された、カリフォルニア、ナパバレーを訪れたのです。
オープニング、タイトルクレジットのバックに映し出される、ナパバレーの広大なブドウ畑の映像が、とても素晴らしくてお気に入りです。
主人公のスティーヴンはイギリス人ですが、ワインはフランスが一番と豪語しているワイン批評家でもあります。そんな彼が、新しい顧客を獲得するために、アメリカのカリフォルニアワインに興味を持ったわけなんです。
やっぱりアラン・リックマンの堂々としたスパリエを演じたのが好印象ですね。イギリス人の俳優さんですが、気品があるしワイングラス片手にティスティングする姿が様になってました。
そこで出会ったワイナリーを経営するビル・プルマンに飲食会でのワインの出品を打診するのだが、しかしジムは、英国人であるスティーブンがアメリカワインを見下すために飲食会を開くつもりなんだと思い断るんです。
ところが、スティーブンは今まではフランスワインが一番だと考えていたので、断られてショックを隠せない。でも少しづつだが、カリフォルニアワインに魅せられていっているのは確かだった。
それにジムの息子は、てんでワインに興味がない。父親のビル・ブルマンの経営するワイナリーで働く、ボーと遊んでばかり。だが父親のワイナリーの経営状態がうまくいっていない事を知り、俄然フランスから来たスティーブンにワインを売り込んで会社経営の悪化を食い止めようと模索する。
このジム親子は、何か問題が起こると喧嘩というよりも、ボクシングの試合を本気でやる。それにワイン実習生のサムを巡るボーと、元従業員のグスタボの恋と友情の三角関係とかは、物語の味付けのような役割をして良い感じの恋愛関係でした。
父親に内緒で、フランスへ帰るスティーブンを追いかけ、空港でワインを手渡す時、息子は独り一本と決められている税関で引っかかるので、フランス行きの乗客にワインを1本づつ手渡しして持ち込み可能にして頼みこむなんて、こんなラッキーなことってない。
だが、作ったワインが茶色に変色しこれは失敗作だと悲観する父親。それでも、諦めていない息子は、ワインが茶色から白に変化するのを見逃さなかった。
最後は、もちろんパリでのコンテストで奇跡が起きるのですね。ワインの歴史を誇るフランス産の名だたるワインを差し置いて、見事にフランスのワインを打ち破り1位を獲得したカリフォルニアワイン。ワインの歴史が変わる実話を元に描かれてるいる作品です。亡きアラン・リックマンを忍んで~
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ワインファンの間で語り継がれてきたパリ・テイスティング事件をモチーフに描き、全米でスマッシュヒットを記録したヒューマンドラマ。監督 ランドール・ミラー 「プロフェッサー」
出演はビル・プルマン(父親のジム)、息子のボーには「アンストッパブル」のクリス・パイン、スパリエに「ハリー・ポッター」シリーズのアラン・リックマンほか。
あらすじ:1976年、パリのワイン店でワイン講座を開くスティーヴン・スパリエ(アラン・リックマン)は、フランス、イタリアに続く新たな良質ワインを発掘・紹介しようとカリフォルニア、ナパバレーを訪れた。
そこで出会ったのがシャトー・モンテレーナを経営するジム(ビル・プルマン)。彼は学業半ばでぶらぶらしている息子ボー(クリス・パイン)に手を焼きながらも、最高のシャルドネを作るため日々奮闘していたが、その経営状態は極めて厳しかった。やがて、ナパワインの魅力に魅せられたスパリエは、米仏の代表的ワインを集め、テイスティング大会を行うが・・・。
<感想>ワイン好きの私には、やはりフランスワインが好き。でも、最近は国産の山形県産の高畠ワインにハマっている。それに、朝日町のナイヤガラは絶品ですから。内容は、アラン・リックマンがパリでワインの店を営業しており、そこで1979年に起きた「パリ・テイスティング事件」を基に描かれている。
彼がフランスワインよりも良質のカリフォルニアのワインを発掘しようと、かの有名な映画「サイドウェイ」(05)日本版「サイドウェイ」でも紹介された、カリフォルニア、ナパバレーを訪れたのです。
オープニング、タイトルクレジットのバックに映し出される、ナパバレーの広大なブドウ畑の映像が、とても素晴らしくてお気に入りです。
主人公のスティーヴンはイギリス人ですが、ワインはフランスが一番と豪語しているワイン批評家でもあります。そんな彼が、新しい顧客を獲得するために、アメリカのカリフォルニアワインに興味を持ったわけなんです。
やっぱりアラン・リックマンの堂々としたスパリエを演じたのが好印象ですね。イギリス人の俳優さんですが、気品があるしワイングラス片手にティスティングする姿が様になってました。
そこで出会ったワイナリーを経営するビル・プルマンに飲食会でのワインの出品を打診するのだが、しかしジムは、英国人であるスティーブンがアメリカワインを見下すために飲食会を開くつもりなんだと思い断るんです。
ところが、スティーブンは今まではフランスワインが一番だと考えていたので、断られてショックを隠せない。でも少しづつだが、カリフォルニアワインに魅せられていっているのは確かだった。
それにジムの息子は、てんでワインに興味がない。父親のビル・ブルマンの経営するワイナリーで働く、ボーと遊んでばかり。だが父親のワイナリーの経営状態がうまくいっていない事を知り、俄然フランスから来たスティーブンにワインを売り込んで会社経営の悪化を食い止めようと模索する。
このジム親子は、何か問題が起こると喧嘩というよりも、ボクシングの試合を本気でやる。それにワイン実習生のサムを巡るボーと、元従業員のグスタボの恋と友情の三角関係とかは、物語の味付けのような役割をして良い感じの恋愛関係でした。
父親に内緒で、フランスへ帰るスティーブンを追いかけ、空港でワインを手渡す時、息子は独り一本と決められている税関で引っかかるので、フランス行きの乗客にワインを1本づつ手渡しして持ち込み可能にして頼みこむなんて、こんなラッキーなことってない。
だが、作ったワインが茶色に変色しこれは失敗作だと悲観する父親。それでも、諦めていない息子は、ワインが茶色から白に変化するのを見逃さなかった。
最後は、もちろんパリでのコンテストで奇跡が起きるのですね。ワインの歴史を誇るフランス産の名だたるワインを差し置いて、見事にフランスのワインを打ち破り1位を獲得したカリフォルニアワイン。ワインの歴史が変わる実話を元に描かれてるいる作品です。亡きアラン・リックマンを忍んで~
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