長年世界中で愛されている、マイケル・ボンドの児童文学「くまのパディントン」を実写映画化。見知らぬ国にやって来たクマが親切な家族と出会い、パディントンと名付けられて新しい冒険に乗り出す姿を映す。『ハリー・ポッター』シリーズなどのプロデューサー、デヴィッド・ハイマンが製作を手掛け、『追憶と、踊りながら』などのベン・ウィショーがパディントンの声を担当。キュートな主人公の活躍が老若男女の心をわしづかみにする。
あらすじ:ある日、大都会ロンドンのパディントン駅に、真っ赤な帽子がトレードマークの小さなクマが降り立つ。南米ペルーの奥深いジャングルから長旅の末ようやくイギリスまでたどり着いた彼は、右も左もわからない状態だった。思い切って丁重な態度で通行人に語りかけるものの、言葉を話すクマに反応してくれる人はおらず……。
<感想>冒頭で描かれるペルーのジャングルで育ったクマさん、人間の冒険家にマーマレードを貰ってからというもの好物になり、毎年オレンジの樹に実がたくさんなると、それを化工してマーマレードジャムを作るのが日課となる。人間の言葉をしゃべり、挨拶とお礼を欠かさない紳士であり、それが突然の大地震が起きて自分の住みかが壊れてしまい、ジャングルも木が倒れてなにもかもめちゃくちゃになり、住めなくなってしまう。それに、一緒に住んでいた父親が亡くなり、ルーシーおばさんは老人ホームへ行くというので、自分は新しい居場所を探してロンドンへと旅立つのです。貨物船で。
全世界3500万部を売り上げるベストセラー児童書の主人公で、イギリスの国民的キャラクターとなっているクマのパディントン。原作の誕生から約半世紀を経て、史上初の実写化です。
人々が慌ただしく行き交う駅で、途方に暮れるクマに声を掛けたのが、ブラウン一家の母親メリー。メリーは駅名にちなんで名前のないクマに「パディントン」と、駅名を名づけ、嫌がる夫ヘンリーをなだめて家へ連れて帰ります。
都会生活が初めてのパディントンは、慣れないバスルームで大騒動を巻き起こし、ブラウン家を水浸しにしてしまう。ヘンリーの歯ブラシを耳掃除と間違い、耳垢がたくさんブラシに付いてしまう。どんだけ風呂に入ってないのだ。
リスク管理が仕事のヘンリーは激怒するが、大らかなメリーは夫をなだめて、パディントンのおじさんが親切にしてもらったという、ロンドン在住の探検家を探す約束をしてくれるのだ。
ヘンリーにはTVの「ダウントン・アビー」のお父さん役のヒュー・ボネヴィルが、掃除のおばさんに変身する綺麗さにびっくりですから。
なんともハッピーな展開を期待するも、パディントンは、ブラウン家に一家の一員として次第に溶け込んでいくのだが、街には彼を捕獲して剥製にしようとするミリセントという女がいた。彼女はペルーでクマと出会い、親切にしてくれた探検家の娘で、その父親はもう亡くなっており、彼女は邪悪な剥製師となり、珍しい動物や鳥、爬虫類がいると皆捕獲して剥製にしてしまうのだ。
ミリセントには、あのニコール・キッドマンが悪役に扮しており、自然博物館では、まるで別れた夫のトムちんが演じていた「ミッションイン:ポッシブル」のような天井から宙ズリになり、クマのパディントンを捕まえるべく奔走するのだ。パディントンは、換気口を吸引掃除機2ケで、這い登っていくが、上までくると電池キレなのか掃除機が赤ランプがつきダメになる。下に落ちれば剥製になるしかないのだ。上からブラウン家の子供たちが助けに来てくれて、引っ張り上げてくれたよ。あと、鳩も重要ですね、非常食のサンドイッチを投げて、鳩をおびき寄せてミリセントを追っ払うんですから。
赤い帽子は、ペルーの探検家から、それに青いダッフルコートはヘンリーから貰ったもので、始めは赤い帽子に鞄の中には、マーマレードがいっぱい詰めてあり、それを舐めてロンドンまで来たのだ。
ロンドンの街では、パディントンがブラウン家から出て行く先は、バッキンガム宮殿の衛兵の家。ドシャ降りの雨の夜に、中に入れてくれて、あの長い帽子の中には、サンドイッチに紅茶のポットが入っていた。
駅のエスカレーターでは、困っているのかと思っていたら楽しそうに滑っているのだ。スリがサイフを盗るのを目撃して、そのスリに財布を返そうと追いかけるパディントン、結局は財布がたくさん出て来てスリは警察に逮捕されるというお手柄だ。
それに、街角で演奏する楽隊も楽しいし、旅行気分に浸れる名所が途上して、パディントンの暮らすブラウン家もポップでカラフルでとてもキュートな内装なのだ。特に階段の壁紙が桜の木だと思うんですが、クマさんが家を出ていくと花が散ってしまい、帰ってくるとまた花が咲き、鳥まで飛んでいるのだ。
そして、パディントンのVFX技術を駆使したモフモフ具合もさることながら、パディントンがロンドンで一人孤独に居場所を探していて、人間に信用してもらえない哀しみと、再び受け入れて貰えた時の歓びにも、家族になったような気分になり、観ているこっちまで暖かくなります。
続篇も製作しているということなので、カラフルなロンドンを飛び回るクマの物語はまだまだ続きますからね。
2016年劇場鑑賞作品・・・9映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:ある日、大都会ロンドンのパディントン駅に、真っ赤な帽子がトレードマークの小さなクマが降り立つ。南米ペルーの奥深いジャングルから長旅の末ようやくイギリスまでたどり着いた彼は、右も左もわからない状態だった。思い切って丁重な態度で通行人に語りかけるものの、言葉を話すクマに反応してくれる人はおらず……。
<感想>冒頭で描かれるペルーのジャングルで育ったクマさん、人間の冒険家にマーマレードを貰ってからというもの好物になり、毎年オレンジの樹に実がたくさんなると、それを化工してマーマレードジャムを作るのが日課となる。人間の言葉をしゃべり、挨拶とお礼を欠かさない紳士であり、それが突然の大地震が起きて自分の住みかが壊れてしまい、ジャングルも木が倒れてなにもかもめちゃくちゃになり、住めなくなってしまう。それに、一緒に住んでいた父親が亡くなり、ルーシーおばさんは老人ホームへ行くというので、自分は新しい居場所を探してロンドンへと旅立つのです。貨物船で。
全世界3500万部を売り上げるベストセラー児童書の主人公で、イギリスの国民的キャラクターとなっているクマのパディントン。原作の誕生から約半世紀を経て、史上初の実写化です。
人々が慌ただしく行き交う駅で、途方に暮れるクマに声を掛けたのが、ブラウン一家の母親メリー。メリーは駅名にちなんで名前のないクマに「パディントン」と、駅名を名づけ、嫌がる夫ヘンリーをなだめて家へ連れて帰ります。
都会生活が初めてのパディントンは、慣れないバスルームで大騒動を巻き起こし、ブラウン家を水浸しにしてしまう。ヘンリーの歯ブラシを耳掃除と間違い、耳垢がたくさんブラシに付いてしまう。どんだけ風呂に入ってないのだ。
リスク管理が仕事のヘンリーは激怒するが、大らかなメリーは夫をなだめて、パディントンのおじさんが親切にしてもらったという、ロンドン在住の探検家を探す約束をしてくれるのだ。
ヘンリーにはTVの「ダウントン・アビー」のお父さん役のヒュー・ボネヴィルが、掃除のおばさんに変身する綺麗さにびっくりですから。
なんともハッピーな展開を期待するも、パディントンは、ブラウン家に一家の一員として次第に溶け込んでいくのだが、街には彼を捕獲して剥製にしようとするミリセントという女がいた。彼女はペルーでクマと出会い、親切にしてくれた探検家の娘で、その父親はもう亡くなっており、彼女は邪悪な剥製師となり、珍しい動物や鳥、爬虫類がいると皆捕獲して剥製にしてしまうのだ。
ミリセントには、あのニコール・キッドマンが悪役に扮しており、自然博物館では、まるで別れた夫のトムちんが演じていた「ミッションイン:ポッシブル」のような天井から宙ズリになり、クマのパディントンを捕まえるべく奔走するのだ。パディントンは、換気口を吸引掃除機2ケで、這い登っていくが、上までくると電池キレなのか掃除機が赤ランプがつきダメになる。下に落ちれば剥製になるしかないのだ。上からブラウン家の子供たちが助けに来てくれて、引っ張り上げてくれたよ。あと、鳩も重要ですね、非常食のサンドイッチを投げて、鳩をおびき寄せてミリセントを追っ払うんですから。
赤い帽子は、ペルーの探検家から、それに青いダッフルコートはヘンリーから貰ったもので、始めは赤い帽子に鞄の中には、マーマレードがいっぱい詰めてあり、それを舐めてロンドンまで来たのだ。
ロンドンの街では、パディントンがブラウン家から出て行く先は、バッキンガム宮殿の衛兵の家。ドシャ降りの雨の夜に、中に入れてくれて、あの長い帽子の中には、サンドイッチに紅茶のポットが入っていた。
駅のエスカレーターでは、困っているのかと思っていたら楽しそうに滑っているのだ。スリがサイフを盗るのを目撃して、そのスリに財布を返そうと追いかけるパディントン、結局は財布がたくさん出て来てスリは警察に逮捕されるというお手柄だ。
それに、街角で演奏する楽隊も楽しいし、旅行気分に浸れる名所が途上して、パディントンの暮らすブラウン家もポップでカラフルでとてもキュートな内装なのだ。特に階段の壁紙が桜の木だと思うんですが、クマさんが家を出ていくと花が散ってしまい、帰ってくるとまた花が咲き、鳥まで飛んでいるのだ。
そして、パディントンのVFX技術を駆使したモフモフ具合もさることながら、パディントンがロンドンで一人孤独に居場所を探していて、人間に信用してもらえない哀しみと、再び受け入れて貰えた時の歓びにも、家族になったような気分になり、観ているこっちまで暖かくなります。
続篇も製作しているということなので、カラフルなロンドンを飛び回るクマの物語はまだまだ続きますからね。
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